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FalconHY

Author:FalconHY
広島県在住。
野鳥を中心に自然写真に取り組んでいるブログです。
過去に撮影した写真もおりまぜ、いろいろな話題を紹介しております。
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榾木(ホダギ)のある光景
ホダギ林に舞うお姫様たち
(9枚比較明合成)
190728-_convert_20190802082031.jpg

今年はヒメボタル撮影は出来ないかもと思っていた頃、友人から吉報の電話がありました。
それは結構な榾木(ホダギ)がある林にお姫様が居ると言う。

7月が終わろうとした頃、ワクワクさせながら車を走らせていると突然の豪雨。
フロントガラスに打ちつける大粒の雨。
ワイパーも効かず、時々道路に溜まった水溜りにタイヤも浮きハンドルを取られる。
交通量が少ないお陰で、事故も起こさず現地入りです。
半端ない豪雨、怖かったです。

18時半過ぎ、現地は雨も上がり空が明るくなってきました。
早速カメラのセットです。

ここはお姫様が活動する20時ごろには、真っ暗闇になります。
車を置いている道路さえ、どこに車があるのか全く分からないほどの暗さです。
あまり道路の端を歩くと、側溝にはまりそうになります。
また、今使っているソニー製のカメラはシャッター音がものすごく静かなため、
何処にカメラを設置してあるのかまったくわからず、林の中を歩き回ることが出来ません。

僕のヒメボタルの処理の仕方は、あまり重ねることなく数匹でまとめる方法を取ります。
これは、漆黒の森でハルゼミやヒグラシが鳴く中、
神秘的な光を放して飛ぶ小さな生き物の世界を表現したいからです。
その為、ヒメボタルが写っている一コマ一コマを重ねたり外したりと様々なヒメボタルの光跡を重ね合わせ
気に入った画面構成になるまで幾通りも作品を作ります。

初めての場所で、今年最後のお姫様たちの撮影でした。

ホダギ林に舞うお姫様たち
(9枚比較明合成)


テーマ:昆虫の写真 - ジャンル:写真


ゼフィルス
ミドリシジミ
ミドリシジミ20180702-0080_convert_20180703160608
半端ない雨が降り続いていますね。
皆さんのところは大丈夫ですか。
十分気を付けてください。

この梅雨の合間、この時期しか撮れない蝶。
それがこのゼフィルス(ミドリシジミチョウ)です。

我がフィールドでは、この時期にしか見ることができません。
彼らは日差しを求め、綺麗なグリーンメタリックの翅を見せびらかすよう日光を浴びます。
少しでもいい条件の場所を確保するため、数頭で争いが始まります。
その飛行は、ぐるぐると高速で円を描きながら飛行します。
多いときは、6頭ぐらいが入交り飛び回り圧巻です。

お気に入りの葉っぱに止まると、すぐに翅を開き日光をいっぱい浴びます。
ところが、それは高い木の上部の葉っぱです。
一早く陽が射し込むためでしょうが、残念ながらあの綺麗な翅が撮影は出来ません。
手前の撮影に好都合な葉に陽が射し込む時間になると、彼らは疲れ果て動きが止まってしまいます。
綺麗な姿を捉えるのは難しいものがあります。

ミドリシジミ20180702-0456_convert_20180706064557

ミドリシジミ20180702-0347_convert_20180706064512

ミドリシジミ20180702-0589_convert_20180706064643

テーマ:昆虫の写真 - ジャンル:写真


ヒメシジミ
The Silver-studded Blue ♂
ヒメシジミ20180617-8882_convert_20180618162404

この高原では、野鳥たちは子育て真っ最中のようであまりさえずりが聞こえません。
湿原に行ってみるとヒメシジミが飛び回っていました。
西日本ではここでしか見られない貴重なシジミチョウです。

見ると、オスばかりです。
メスは、少し遅れて羽化するようです。
オスたちは先に羽化し、縄張りを確保しメスの羽化を待ちます。

撮影中、羽化して間もないヒメシジミに出会いました。
まだ翅は開ききっていません。
そこに、近くを飛んでいたオス2頭がまつわりつき、彼を落とそうとしていました。
メスを獲得するため、邪魔者を排除しようと必死なのでしょうね。

あと数日でメスが羽化し交尾も見られるかも

翼を広げ陽を受けるヒメシジミ♂
ヒメシジミ20180617-9090_convert_20180618162424

ヒメジョオンに止まるヒメシジミ♂
ヒメシジミ20180617-9288_convert_20180618162441

羽化まもないヒメシジミに出会いました
ヒメシジミ20180617-9389_convert_20180618162501

周りを飛ぶ羽化したオスに攻撃を受ける
ヒメシジミ20180617-9407_convert_20180618162514

テーマ:昆虫の写真 - ジャンル:写真


”春”
花の開花を待ちわびていたのは人間だけではありません
ミツバチ20180410-9253_convert_20180316085920

この数日、暖かい日が続きました。
この頃になると、近くの川沿いにある2本の桜が開花します。
その桜はセイヨウミザクラというあのサクランボの実がつく桜なのです。
甘酸っぱいサクランボができるまでは、あと二か月ぐらいかかるのですが、
その果実を実らせるために重要なことがこの時期行われます。

それはミツバチ達による受粉です。
小さなミツバチが桜の花が開くと、”待ってました”とばかりに花から花へと飛び回ります。
花の根元にある蜜を求めで頭を花の奥に突っ込みます。
その時、雄しべの花粉が体全体についていきます。
その花粉が、別の花の雌しべにつき受粉されるのです。
生き物たちの巧みな生存戦略の一コマですね。

また、この時期のミツバチ達は足に黄色い球を付けています。
これは体についた花粉を、団子状に固めた”ビーポーレン”という花粉玉なのです。
これを巣に持ち帰り、幼虫に与えます。
それを食べた幼虫が分泌する物質があの”ローヤルぜりー”と呼ばれるものです。

大きなビーポーレン(花粉玉)を付けて飛ぶミツバチ
ミツバチ20180410-9330_convert_20180316085938

休みなく蜜を集めるミツバチ達
ミツバチ20180409-9070_convert_20180316085855

テーマ:昆虫の写真 - ジャンル:写真


ルリモンハナバチ
ハーブ(ローズマリー)の花で吸蜜するルリモンハナバチ
ルリモンハナバチ20170901-3202_convert_20170902102635

久しぶりの更新です。
今回の話題は昆虫です。

8月、昨年撮影した青いハチ(ルリモンハナバチ)を、今年も今か今かと待ち構えていました。
しかし、現地を訪れると斜面一面に咲いていたキバナコスモスは一輪もなく、斜面の土が堀返されていました。
おそらくイノシシの仕業でしょう。
これでは、ハチたちはやっては来ません。
今年は撮影できないと諦めていた時でした。
そこに、友人から吉報が入りました。
『ルリモンハナバチが居るよ』
早速、私は現地に出向きました。

彼は、何とハーブの花に飛来していました。
これは、あの”脱法ハーブを吸引しているのか?”
いいえ、この花は”ローズマリー”というハーブでいい香りがする小さく可憐な花の蜜を吸っていました。

花が小さいためか、その動きは速く、ピントが合った瞬間画面から消えてしまいます。
一緒に撮影されていたカメラマンさん達も四苦八苦です。
昨年のキバナコスモスに止まるルリちゃんと大違いです。
結局、『数打ちゃ当たる』方式で歩留まりが悪い撮影となりましたが、
何とかピントが合ったコマもありました。

綺麗なハチですがその口は鍵爪のような鋭い形をしています
鋭い形をしていますが構造は蜜を吸うためにストロー状になっています
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翅をバタつかせなかなか止まってくれません
ルリモンハナバチ20170901-3335_convert_20170902102758

飛んでいるシーンをがんばりましたがピントは甘くなります
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テーマ:昆虫の写真 - ジャンル:写真