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 見出しの写真はハヤブサ

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FalconHY

Author:FalconHY
広島県在住。
野鳥を中心に自然写真に取り組んでいるブログです。
過去に撮影した写真もおりまぜ、いろいろな話題を紹介しております。
*写真等の無断使用はお断りいたします*



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ヒガンバナ
彼岸花120910-0040919003_convert_20120912220923
昨夜、遠征から帰宅いたしました。ブログの更新が滞り申し訳ありませんでした。
現地から、スマートフォンでの更新を予定しておりましたが、
時間的な問題もあり、タイムリーな更新も出来ずお詫びいたします。
今回の遠征での話題を載せたいのですが、撮影した写真が半端な量ではないので、
写真の確認/整理が終わり次第随時話題を載せて行きたい思います。

写真の花は、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)とも呼ばれていますが、秋のお彼岸の頃開花するので
彼岸花との名前がついています。
遠征地の西の果てでも、滞在中に満開となり田園を彩ってました。
今年は、暑さの関係で開花がずいぶん遅れてました。
この花は有毒植物で、鱗茎(地下茎)部に毒があります。
そのため、土に穴を掘るモグラや野ネズミのような小動物を避けるため、
土手や畦にあえて植えられいるそうです。
本来、日本にはなく中国から持って来られたいわいる帰化植物です。

これらの写真は、有名な写真家”嶋田忠”さんの『カワセミ』の写真集の撮影場所である、
埼玉県日高市の巾着田で撮影したものです。
ちょうど、巾着田の中央部一面に、真っ赤なじゅうたんを敷き詰めたようにこのヒガンバナが咲き誇ります。
満開時は、多くの観光客が訪れる秋の観光名所にもなっています。
その淵を流れる川があのカワセミの撮影が行われた高麗川です。
この川は、巾着田の周囲を囲むようにゆっくり蛇行して流れており、
”あの衝撃的な写真集『カワセミ』がこの川で撮影されたのだ”と写真を思い浮かべながら
川のほとりを散歩しました。
この高麗川は、今でもたいへん綺麗な清流で、私が訪れた際もカワセミが飛んで行くのが見れました。
いつまでも、カワセミ達が棲める綺麗な清流であって欲しいですね。

一面に咲いた彼岸花
彼岸花120910-040919001_convert_20120912220837

彼岸花120821-000904_convert_20120821211104


テーマ:花の写真 - ジャンル:写真


西の果てに

本日午前9時現地の港に到着。
しかし、途中までは天気も良かったが、だんだん雲行きが怪しくなり、
とうとう雨が降ってきた。
降ったりやんだりで天気が回復しない。
本日の観察は中止。
仕方なく、雨の中近くの止まりもの観察に切り替える。
ハチクマ10羽、遠くの山に止まっているのを観察。
時折、カラスバトが飛ぶ。何年かぶりである。
明日に期待し、今日は温泉に入り早目の消灯。

五島行きフェリー太古


ハチクマ
ハチクマ120919-991017
ここ広島では、彼岸の入りを境に朝晩めっきり冷え込むようになりました。
まだ、日中は日差しが強いですが、木陰はさわやかな乾いた風が心地いいです。
夜は、やっとエアコンや扇風機をつけずぐっすり寝れる様になりました。
やっとこさ、秋に突入です。

広島でも、ボチボチですがハチクマの渡りが始まりました。
これからしばらくの間、日本の西の果てにこのハチクマさんや夏鳥を見送りに行ってきます。
と言うわけでこのブログ更新が滞ります。
出来ればスマートフォンから現地の状況をブログに報告する予定ですが、どうなることやら

テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


スズメとオコメ
スズメ951008120824-951008_convert_20120824183657

実りの秋です。各地でたわわに実った稲の刈り取り作業が始まってます。
この写真は、農家の方にはあまりお見せしたくない光景ですが・・・

車で通りががった道路脇の小さな田んぼ。
稲刈りが終わり、一本のハザに稲が干してあった。
そのハザの稲に、多くのスズメが群がっている。
近くを車が通ると飛び去り草むらに止まる。
頃合を見て、ハザ掛けした稲に再度飛びつく。
この繰り返しである。
彼らの目的は、稲の穂についたもみ。
堂々と穂にとり着きもみを食べるスズメ。
地面に落ちたもみを控えめに食べるスズメ。
各々のスズメにも個性があり、面白い光景だったのでシャッターを切った。

この、ハザ掛けの天日干でゆっくり乾燥させたお米が一番おいしいと言われています。
最近は、コンピュータで管理された高性能な乾燥機があるので、お米のおいしさは天日干しと変らないそうです。
この様な、天日干しの光景が最近は少なくなってきた来たと思いませんか。
小さな田んぼでは、一本だけあるのは見かけるのですが、
何本ものハザが立っている田んぼを見かけなくなりましたね。
日本的な風情なので、残してほしい伝統と思っていますが、
実際の作業はたいへんなのでしょうね。
このようにスズメに食べられるし・・・

稲刈り直前の稲
稲120914-0876_convert_20120915225358

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イヌワシ
イヌワシ100918-1339_convert_20120918205120

この時期、何かいいことがある。
先日、広島の友人がイヌワシの山で、すばらしいショットを撮ってきた。
しかも、なんと彼はこのイヌワシ撮影が初めてだと言う。
その写真は、この中の掲示板をご覧ください。
すばらしい写真ですよ。なかなかこの様なカットは撮れません。

いつしか、私にも幸運があった。
朝から、神奈川の友人Wさんと愛知の友人Fさん3人でいつものポイントで撮影。
愛知のFさんが居る時は、外すことがないほど幸運の持ち主である。
しかし、この日はまったく飛んでくれない。
上の方におられたカメラマンも、姿がなくすでに帰られた模様である。
こんな状況では仕方がない。

午後3時半を回ったころ、友人Wさんがしきりに後ろを振り向き何かを気にしている。
すると『ねぇ、あれってイヌワシに見えない?』
双眼鏡を忘れた彼は、逆光でもあり肉眼ではそのものがイヌワシかどうかの認識ができなかった。
持っていた双眼鏡で『どれどれ、オッ!イヌワシだ!』と思わず大きな声が出た。
それが、この上の写真の光景です。
よく見ると、あのイヌワシが止まっている岩は上から見えるのではないか?
『よし、行くだけ行って見よう』と三脚と重い超望遠レンズを担ぎ坂道を登った。
日頃、運動不足の中年にはこのカメラの重量と登り坂はきつい。
すぐに息が切れてしまう。
数十メートル進んでは下をのぞき、またのぞく。『見えない、もっと上だ』
何回かこの様な確認をしたその時である、『見えた!』と眼下にイヌワシがいるのを発見!!
見えてよかった。しかも近い!
その時のイヌワシとの距離は40~50mぐらいであったと思う。
こんな近くで、岩止まりのイヌワシはなかなか撮れない。すごいチャンスである。
この距離では、このまま不用意にカメラを向けると飛ばれる恐れがある。
3人は、ひとまず見えないところまで後ろに下がり、三脚にレンズをセットし撮影体制を取ることにした。
落ち着いたところで、1、2、の3でいっせいにレンズをそーと出し、イヌワシに向けた。
ファインダーにイヌワシを捕らえた。
イヌワシは飛ぶ気配なし。
まだ息が切れた状態で、あせる気持ちと重なりなかなかフレーミングが出来ない。
『まだ、飛ばないから落ち着いて』と自分に言い聞かせどうにか1枚目をレリーズ。
そして、3人は次々とシャッターを切った。
いろいろな場所を探して撮りたかったが、こんなチャンスそうあるものではない。
このままでも十分、背景もいい。うろうろするより撮れる限りここで撮ろう。
そして、しばらくしてイヌワシはおもむろに北側に向き飛び去って行った。
撮影を終えた時、3人で思わずハイタッ~チ!!
その間、画像の時間を確認するとたったの5分間であった。
我々3人だけに与えられた幸運の5分間であった。

岩場で休息中のイヌワシ
イヌワシ100918-1393_convert_20120918205055

テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


ツツドリ
ツツドリ120918-040925002
悲惨な出来事ばかりでは暗くなります。そこで今回は今が旬の渡りの話題です。

春、山あいに遠くから”ポポッポポッ”と筒をたたくように軽く響きわたる鳴き声が聞こえる。
その主が、このツツドリです。
トケン類の仲間では、いち早く日本に渡来し新緑の山にこだまする。
しかし、初夏から夏にかけその姿を見ることは難しい。
このツツドリは、ジュウイチ、カッコウ、ホトトギスといったトケン類という仲間で、
自分が産んだ卵を他の鳥に託す”托卵”という習性の子育てで有名です。
ツツドリはセンダイムシクイの巣に卵を産み托卵します。

朝晩めっきり涼しくなった9月、各地の公園や山裾でこの鳥に出会えるチャンスが到来します。
多くのカメラマンは、その夏鳥を求め各地の公園が賑やかになります。
上の写真はツツドリの赤色型です。
この赤色型は、ツツドリ、ホトトギスに見られカッコウには幼鳥は縞に少し赤みをおびるが、
赤色型はいないとされてます。
調べると、この赤色型はメスの成鳥にしか見られないとかですが、
じゃーいつ幼鳥は赤くなるの?って思いませんか。
幼鳥の赤色型っているのでは?
両者とも、幼鳥は頭部から上面は黒灰色とありますが、赤色型のメス幼鳥は成鳥ほど赤くはなく、
黒赤色でぱっと見黒っぽい感じに見える赤色のようです。
その他、トケン類の生態はいろいろ調べると面白ろそうです。

秋、各地の公園で見られるトケン類の仲間はツツドリが多いですが、
じゃー、カッコウは?ジュウイチは?ホトトギスは?彼らもれっきとした渡り鳥です。
秋に渡っているはずですが、それにしてもあまり写真では見かけないですね。
これらのトケン類の中でも、ツツドリが圧倒的な数で生息しているとは思えません。
それだったら、托卵先のセンダイムシクイさんたちがたいへんなことになってしまいます。
これは、渡るコースが違うのかも知れませんね。
”アッシは公園なんかポピュラーな渡りはしまへん”って。
それに、中にはホトトギスを間違えてツツドリと載せている方もおられるかも知れないですね。
大きさの違いは、ツツドリの33cmに比べ、ホトトギスの大きさはトケン類の中では一番小さい28cmです。
それと、ツツドリは胸の横班の数多いとされていますが、これはホトトギスに比べて多いのであって
野外で数えるのも困難です。
参考に下の写真に6月に撮影したホトトギスの赤色型の写真を載せてあります。
胸の横班の本数はホトトギスの方が少ないですね。
それに下尾筒(腹から下の部分)の横班がなく白っぽく見えます。
これがホトトギスの特徴で上の写真のツツドリはこの部分も横班が見えます。
夏場であれば鳴き声で判別は可能ですが、秋の渡りでは鳴かないですしね。
実際のところ、ぱっと見では見分けるのが難しいですね。

ツツドリの大好物は、蝶や蛾の幼虫”毛虫”です。
毛虫には、毒針を持っているものがおり不用意に触れると毒針が刺さりかぶれてたいへんなことになります。
蝶や蛾が夏に卵を産み、それが毛虫となり秋に大量に出現します。
渡りのための栄養を取るには、持って来いの食べ物です。
毛虫は、桜や梅の木に多く集まるので、桜の名所や公園あたりがツツドリが見れる場所でもあります。

ツツドリ赤色型の背面です
ツツドリ120908-040925_convert_20120912191848

地面に降りてきた普通色のツツドリ
ツツドリ120908-031005_convert_20120912191823

ホトトギス赤色型メスの成鳥です
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テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


イノシシ強し
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動物の交通事故Part2
時々このブログに登場する友人のU博士ですが、車を運転中道路脇にある動物の死体をよく見つけます。
どこを見て運転しているのと疑いたくなる。
とある秋、調査を終え一緒に帰途に着く。日も暮れてあたりは真っ暗なR191号の直線下り坂。
前を走っていたU博士の車が、急にブレーキがかかった。
日頃から、幾度となく彼の急ブレーキで危うく追突しそうになった経験から車間距離はあけている。
しかし、下りの坂道で結構なスピードが出ている。このままではズドーンである。
とっさに右の斜線に入り難を逃れた。
その時、彼の車の横を通り抜けようとしたその前方に動物が横たわったているのが見えた。
車を止め、確認すると立派なイノシシであった。
車に衝突したのであろう、眉間から出血し身動き一つしない。
ではでは写真撮影と、安全地帯にイノシシを引きずり込みカメラの準備。
すると、一台の四輪駆動車が停止し、おじさんが降りてきて
『あんたらが撥ねたんかい?、それどうするの?持って帰るんかい?』と、
そのイノシシを欲しそうに言ってきた。
すかさず、『ハイ、持って帰るよ』と言ったら、そのおじさん、しぶしぶ車に戻っり去って行った。
売れば結構な値がつく、と友人が言っていた。

車に戻り、カメラの準備をしていると、その友人U博士が、『お~ぃ、ロープロープ』と叫ぶ声がした。
何のことだと振り返ると、
彼は、なんとイノシシにまたがり、手で両耳をつかみ体を両足で抱え込むように押さえつけ転がっていた。
そうです、お亡くなりになっていた(それまではそう思っていた)イノシシが息を吹き返し、
逃げようとしていたのです。
イノシシってつかみどころがないのです。
仕方がなく友人U博士は、両耳を手でつかみ胴体を両足で抱きかかえていたのです。
何ともユーモラスな光景であったが彼は必死でした。
僕は、その光景に思わず笑ってしまいました。
そのシーンを撮影すればよかったのですが、彼の身に危険があってはと思い撮影を残念。
ロープを探し足を縛って御用となった。
友人U博士は、そのまま車の後部座席に積んで帰ろうと思っていたそうである。
運転中、息を吹き返したイノシシが車内で暴れ出したら・・・と思うとお互いぞっとしました。
その時驚いたのですが、イノシシの後ろ足の力って半端でなく強いんですね。
イノシシも必死だったので、”火事場のクソちから”でしょうが、
一人の人間の力では押さえ込むことは出来なかったです。

その御用となったイノシシは、取りあえずサル捕獲用のオリに保護(と言えば聞こえはいいが実際は捕虜)。
翌日、行って見るとわらの中に身を潜め寝ていました。
すると、我々めがけもう突進。
金網に鼻っぱしから突っ込みせっかく止まっていた眉間からまた出血。
それって、助けたお礼かい?
元気な様子なので、記念撮影しゲート開放。
するとイノシシは、我々に礼も言わず一目散に山裾に消えて行きました。
当たり前か。
元気でな~

ワラに包まれ隠れているつもりのイノシシ
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キツネの交通事故死
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先日、秋の実りを求め車を走らせていると。道路端に横たわる一匹のキツネの姿があった。
近づいて見ると、まだ幼さを感じる若いキツネである。
かわいそうに、深夜に車にはねられたのであろう。
動物の動きが活発になるこの秋、この様な交通事故にあう動物が増加する。
ここ広島では、野生動物の交通事故で最もよく見かけるのはタヌキ。
そして、アナグマ、イタチ、キツネと夜間活動している動物だ。
夜間、車のヘッドライトで一時的に車が見えなくなり引かれるのだろう。
私も、過去に伊吹山のドライブウエイでイノシシ、シカ、鳥取のR29でシカの
突然の飛び出しを受けたことがある。
いずれも、その時は急ブレーキとハンドル操作で難を逃れたが、
シカとまともに衝突し、車の前部を破損する被害を被った友人もいる。
一つ間違えると大事故にもなりかねない。
深夜、山間部や林道を走るときは、この様な野生動物の飛び出しがあるので注意して
運転しなければならない。
一方、野生動物の立場で考えると、
半世紀ぐらい前までは、この様な車に引かれ命を絶つ事故はほとんどなかっただろう。
車社会の現在、動物達もこの自然界で生き延びるのもたいへんである。
皆さんも、夜間の運転はあまり飛ばさないよう安全運転でお願いします。

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蕎麦の花咲く里
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今日は、ちょっと秋らしい季節感のある光景をと撮影に出かけました。

この写真は、北広島町の豊平地区の光景です。
手前には白い花が満開の蕎麦畑、奥はたわわに実った稲の田んぼ。
のどかな日本的な秋の光景って感じで撮影しました。
もう、稲刈りが始まっていました。
そうです、毎日まだ暑いですが季節は秋なのです。

ノビタキでも、と思っていましたがこの残暑、残念ながらノビタキの姿はありません。
近畿地方でも、蕎麦の花が咲いているところがあり、多くの方がこの蕎麦の花に止まるノビタキを
撮影されてます。
私も、撮影しに行こうと思いながら当時イヌワシばかり追っかけて、
今だにその蕎麦ノビシーンは撮影は出来ておりません。

蕎麦の花
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蕎麦畑
蕎麦の花120914-0802_convert_20120914200240

テーマ:花の写真 - ジャンル:写真


霧の中を飛ぶイヌワシ
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ここイヌワシの山は、天候が安定せず年間を通して雨も多く降ります。
それにもまして、山頂あたりは霧も多く発生し一日中霧に包まれることも少なくありません。

この日も、平野部の天気はまづまづなのに山に上がってくると濃いガスが斜面を這うように上がってくる。
一瞬にしてあたり一面真っ白となった。
午前中には回復するだろうと期待するが、一向によくなる気配がない。
周囲のカメラマンも撮影をあきらめ、一人、また一人と帰途に着く。
昼過ぎまでがんばろうと、早めの昼食を取り霧が晴れるのを待つ。
とうとう、この撮影場所も僕一人だけになった。
こうなると、すぐに引き上げたくなるのだがせっかく来たのだからと自分に言い聞かせる。

午後1時を少し回った頃、右側のちょっと離れたところにいるカメラマンからの声が聞こえた。
『オーイ、行ったぞ』と誰かが叫んでいるのが聞き取れた。
何が来るんだ?と思った瞬間。目の前をイヌワシがゆっくりと通り過ぎた。
それは”神の声”だった。イヌワシは、近い距離をゆっくり右から左へと飛んだ。
あわててカメラを握ったときはすでに遅し、通り過ぎた後であった。
『あ~、残念。近かったのに』と悔しがる。
濃霧のため20mぐらい先も見ない。突然の出現。
気合が入ってないからだ!と自分に言い聞かせ、カメラを構え待つこと数分。
その彼は、なんと今度は左から右にコースを変え戻ってきた。
何とラッキーなことだ。今度はファインダーにしっかり捉えている。
しかし、この真っ白な画面の中にうっすらと黒い物体がある。
親指のオートフォーカスボタンを押そうか、このままマニュアルでフォーカスし追い続けるか迷った。
それは、多くの皆さんも経験されていると思いますが、
そのAFボタンは、今まで多くの被写体をファインダーから消し去る”にくきボタン”だからだ。
このボタンを押すと、通常はオートフォーカスが作動し被写体にピントが合うはずなのだが、
鳥の撮影時は、その期待がしばし裏切られ背景にピントが合う。
そのため、私はそのボタンを”フォーカス放棄ボタン”と呼んでいる。
『え~ぃ、押しちゃえ~』、すると我が愛する最高級機はその被写体に見事フォーカスしたのである。

その後、なんと3回も同じような距離で右から左、左から右へと飛んでくれたのである。
通り過ぎるとき、彼はチラッと僕に目線をくれているのが見えた。

霧の中を飛ぶイヌワシ
イヌワシ090925-8885_convert_20120817212600

戻ってきたイヌワシ
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テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


イヌワシ
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しばらく野鳥の話題から遠ざかっているので、またどこぞの方から”鳥の話題は?”っと
クレームの電話が入りそうなので鳥の話題に戻します。

9月に入ると、この山もイヌワシの姿を多く見かけるようになる。
これは、秋になるとイヌワシの獲物である小動物の動きが活発になるためである。
イヌワシはそれらの獲物を求め、縄張りを何度も徘徊する。
しかし、そうは言ってもおいそれとカメラマンのいる場所に近づいてくることはしない。
そこは野生の鷲である。
多くのカメラマンや観光客は、陽が傾くと家路へと急いで下山される。
そうして、人の少なくなった夕方こそイヌワシ撮影のチャンスが訪れる。

そのイヌワシは、ゆっくりゆっくり斜面をなめるように谷から涌き上がって来た。
背景の山の斜面には夕陽があたり、オレンジ色に輝く。逆光でまぶしい。露出も難しい。
そこは、長年のカメラ経験がものを言う。
体はシルエットに、その輪郭だけを光らせるいわゆるラインライト撮影をするのである。
と、最後まで粘ると一味違った撮影も出来ることもある。


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オヒキコウモリ
オヒキコウモリ120909-990816_convert_20120909115113

またもコウモリの話題です。
この写真は、オヒキコウモリという種類のコウモリである。
少し見にくいですが両足の間に小さな尾っぽが見えます。
背景の影の方がわかりやすいかも。
このコウモリは、環境省で絶滅危惧IB類に指定されており、
近い将来絶滅の危険性がある生物に認定されています。

このオヒキコウモリが、広島県のとある高校の校舎で300頭ほどの集団繁殖が確認された。
コウモリ好きの私の友人U博士が黙って見ているはずがない。
丁度、お盆の時、校舎近くのテニス場が休業するので一層周りが暗くなる。
それで、このオヒキコウモリの飛び出し時間が早くなると言うのである。
この時がチャンス!とばかり呼び出しが来た。
撮影当日、運悪くその日は仕事で徹夜明け。
家に帰っている時間がなく、カメラはU博士が我家に取りに行き、会社にお出迎えしてくれると言う。
そこまでされては、断ることも出来ずふらふらな状態で現地入り。

くたびれた校舎の3階と4階の壁の隙間からこのオヒキコウモリが飛び出します。
写真の左側のコンクリートとプレートの境に、少し汚れたような黒っぽいシミがあるあたりに隙間がある。
その隙間から顔が見えてもこのコウモリの特徴の尾っぽが写らなければいけない。
よって、飛翔しているところを撮る必要があるのだが、そうかんたんには行かない。
例によって暗い夜間、赤色の照明を当てたが当てたところは嫌がって出てこない。
少し光軸をずらし暗い中を撮影。”3階!、4階!”と、U博士のアドバイスが飛ぶ。
広いエリアを飛んでくれるのはいいが、飛び出した被写体がどちらに飛ぶか定まらない。
被写体の大きさも小さくピントも難しい。何とか撮れたのがこの写真。

翌年には、その校舎も新しく立て替えられました。
その際、その学校の生徒の皆さんで仮住まい用の巣箱を作ったり、
新たな校舎で繁殖できるよう校舎自体も工夫もされたようですが、
残念ながらこのオヒキコウモリは、その後戻っては来なかったようです。

テーマ:動物の写真 - ジャンル:写真


コウモリ
ユビナガコウモリ120909-9808_convert_20120909115208
広島の哺乳類図鑑や野生生物の調査報告のため、コウモリ類の撮影をしたことがある。
コウモリは、鳥とは違い飛び方に規則性がなく、急に曲がったり、降下や上昇、おまけにUターンと
撮影は非常に難しい。
しかも、夜間の撮影や真っ暗な洞窟と撮影条件もまったく違う。
オートフォーカスなんぞ利くはずもない。
ピントは目測で置きピン。ストロボはTTLやオープンフラッシュでトライ&ゴー状態。
今のデジカメなら数打てば何とかなるが、当時はフィルム。何百枚撮影してもほとんどゴミ箱行きとなる。

ある日、広島県内のとある廃坑跡にコウモリの撮影に行くことになった。
この廃坑には、コキクガシラコウモリ、キクガシラコウモリ、ユビナガコウモリ、モモジロコウモリ、
テングコウモリなどが休息で利用していると言う。
1mぐらいの小さな穴が開いたような入り口穴から入り、中の坑道は幅約2m、高さ1.7mぐらいで
ごつごつした岩盤。奥行きは50mぐらいで2本の坑道になっていた。
僕の身長では頭が天井につく。ちょっとかがみ加減での撮影はつらい。
もちろん、内部は照明などなく真っ暗。頼りになるのは頭につけたヘッドライト。
坑道の中は、地面にはコウモリの糞がびっしり堆積し、おまけに湿度も高く風など吹くこともない。
ヘルメットをかぶり長靴姿でいざ撮影。
奥に進んで行くと、コウモリたちが不審者の進入に気づき威嚇する感じでこちらに向かってくる。
暗闇でもありそれはそれは恐ろしいかった。
友人のU博士は”それだ!撮れっ!”って勝手なことを叫ぶ。
横で見ていて簡単に言うが、ファインダーに入れるのも困難でピントなんぞ合わせている余裕もない。
どうにかこうにか撮影を終え、洞窟を出たとき秋の乾いた風が気持ちよかった。

あとは現像のあがり待つのみ。
デジカメ時代では味わえないフィルム現像あがりまでの楽しみではあるが、
撮影した写真がすべて没だと、再度あの恐怖の洞窟に・・・
それを考えるといっそうドイドキものである。
翌日、現像があがったフィルムを見て何とか見れるカットもあり一安心。
コウモリの印象は、昔から吸血鬼のイメージや薄暗くなった夕方に不気味に飛んでいたので、
あまりいいイメージはなかったのですが、近くで見ると結構かわいい。
でも、その廃坑での撮影時思ったのだが
”生まれ変われるなら、あのような真っ暗でジメジメした洞窟で生きて行かなければならないコウモリには
生まれたくないな!”と。

廃坑の入り口
洞窟120909-9606_convert_20120909115412


テーマ:動物の写真 - ジャンル:写真


写真集
写真集120901-0734_convert_20120908065210
今まで撮影した野鳥の写真をまとめ写真集を作成しております。
といっても、xx出版から出ているという写真集ではありません。
あくまでも自分のためのもので、一冊だけ作った作品集です。
フィールドでお会いした方々は、時々お見せしてます。
半ば無理やり見て頂いている面がありますが・・・
ある程度まとまった撮影が出来たものから、その種類別で作成しており、
今まで、ハヤブサ、ツミ、イヌワシ、フクロウ集の4冊作りました。
ちなみにフクロウの写真集は
http://www2.mybook.co.jp/clubmybook/library/viewer/index.php?albid=29982
にアクセスして頂ければ本の中身がご覧いただけます。
最初に思いついたころは、毎年一冊作ると決めがんばってましたが、
そんなに撮影が順調に行くはずもなく、今年は早くも挫折。
ハヤブサの第2弾、アカショウビンと構想はあるのですが・・・

この写真集は、広島にあるアスカネットという会社の『MyBook』で作成してあります。
上質の表紙で、一辺が26cmと大きく、ページ数も10ページから80ページまで作成でき、
見栄えのする感じの写真集になります。
それまで、自らのプリンターでプリントし、汚いバインダーで皆様にお見せしていましたが
これも、結構紙代やインク代がかかりしばらくするとゴミ箱行き。
この様なことでは、エプソンに儲けさせてゴミを作っているだけ。
結果的に自分には何も残らない。
と言っても、どこぞの出版社が私の作品などに写真集を出版し販売してくれるはずもない。
そこで見つけたのがこの『MyBook』である。
詳しくは左のPR欄にあるMyBookをクリックしご覧ください。

このMyBookは、作品集作成の雛形をパソコンにダウンロードし、
自分のお気に入り写真を自由にレイアウトし、出来上がりをアスカネットにアップロードします。
その後、必要な料金を払えば1週間も経たないうちに綺麗な写真集となって送られてきます。
パソコンで作品集を作っている途中も楽しいですよ。
ここはこの写真をとか、ここは迫力のある見開きでとか、この写真のキャプションこうしようとか。
締め切りがあるわけでもなく、あわてて作ることもなく、マイペースで作れます。
修正も、自由自在。文章が書ける方は文章も入れられます。
もちろん、最終的にアップロードしなければ金がかからないので、
自分のパソコン上に何冊もの作品集を作って楽しむことも出来ます。

最近、いろいろなところでこの様な写真集を作ることが出来ますが、
すべてを比較したのではありませんが、今だにこのマイブックを超える
上質な写真集を作るところは見当たりません。
料金がちょっと高めですが、それなりにいい写真集になります。
ある1種類の鳥をまとめた作品集にするのもよし、その年撮影した総まとめ的な作品集にするのもよし、
その他、自分の子供の写真集、旅行した思い出の写真集、結婚式の写真集といろいろ作っても楽しいですよ。
ちょっと、プロの写真家の気分が味わえる写真集となります。
このように、形として残せる写真集を是非作られることをお勧めします。

中はこんな感じです
写真集120901-0733


テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


我が家のパソコン環境
我が家のモニター_convert_20120823133811

ちょっと違うネタです。
この写真は、私が普段デジタル現像しているパソコンの作業環境です。
パソコンはWindows7/64bit-OSを使っています。
上のモニターは、SONYの22型液晶テレビです。
本来は、動画の確認用で購入しましたがもっぱら地デジやBSといった普通のテレビを映してます。
もちろん、パソコンのHDMI端子にも繋いでおり動画の確認にも使用しています。
下の2台のモニターが、パソコンで使っているメインのモニターになります。
左側が三菱製RDT271WLMで、右側がNEC製2690WUXiです。
2台のモニターを使う理由は、作業環境を大きく取りたいからです。
(高齢のため小さい文字が見づらくなっていることもありますが)
画像処理において、大きな画面で細部まで確認できます。
それぞれ、27インチと25.5インチのモニターなのでA3サイズで見れます。
それと、NEC製のモニターは結構年数が経ってますが、ハードウエアーキャリブレーションが可能な
モニターで、AdobeRGBをほぼカバーする広色域モニターです。
購入当時は相当な金額でした。
三菱製のモニターの方は廉価版で、これは一般的なsRGBの色域表示用のモニターです。
インターネットの画像などは、このsRGBの領域で表示されてます。

ところで、皆さんの画面の明るさや色合いは正しく表示されてますか?
Mac-PCをお使いの方は、Color-Syncのおかげで正確な色合いで表示されますが、
Windows-PCで見られている方の表示は、結構いい加減な明るさや色合いに
なっていることがあります。
購入された時のままで、何も調整していない、モニターの調整をいじくりまくって
極端に明るい輝度や青みが強い画面で見ておられませんか。
モニターの明るさや色合いは、写真を処理する上で重要なポイントになります。
自分だけで鑑賞しているのであれば気にしないのですが、
他の方に見て頂くホームページやブログが、どのような明るさや色合いになっているか
確認されたことがありますか。
皆さんに綺麗に見ていただける様モニターの調整をして、基準の明るさや色合いに近づけることを
『モニターキャリブレーション』といいます。
自分の使っているモニターを、その基準に基づいた明るさや色合いに調整してこそ、
綺麗な写真の調整やブログへの掲載、プリントアウトを行うことが出来ます。
下記にモニターのことを書かれている有名なサイトがあります。
http://miyahan.com/me/report/computer/070125_WUXGA_LCD/ColorManagement_test.html#Test_CMS
興味がある方は、ここにアクセスして確認してください。
このサイトの内容をすべて理解できる方は、相当キャリブレーションについて理解されている方です。
僕も、最初はチンプンカンプンでした。
何度も何度も理解しようと読み直すと、なんとなく理解できたかなって感じで難しい内容です。
しかし、その中のモニターテストはよく出来ており、これだけでも非常に参考になります。
パソコンが重要な道具となった今、ちょっとそのモニターに関心を持ってみませんか。

下記の写真はデジタルリメーク用フイルムスキャナーです。
私の膨大なフィルムをデジタル化してくれる重要な装置です。
発売日の翌日購入しトラブルもなく稼動しております。
Nikon SuperCoolscan4000ED
フイルムスキャナー120817-0703_convert_20120823105809

テーマ:パソコン - ジャンル:コンピュータ


ノウサギ
ノウサギ120905-951014_convert_20120906095901

ちょっとえぐい写真で申し訳ありません。
我フィールドでとある牧場跡に入り車をゆっくり走らせていると、突然30~40m先で鷹が飛立った。
その鳥はクマタカであることがわかった。
『クマタカが地面に降りていたということはお食事中かな』と思い、そのあたりを探すと、
なんと写真のノウサギが横たわっていた。
心臓をえぐられた状態で、まさに今からお食事という時、僕が邪魔をしてしまったようである。
ノウサギには悪いが、野山で野生のノウサギを捕獲し生活しているクマタカの存在を身近に感じ、
何故かうれしくなりました。がんばれクマタカ!!
しばらく、遠くで観察をしましたがクマタカは戻っては来ませんでした。
クマタカには”一度あきらめた獲物を取り戻すことはしない”って感じのプライドがあるのかな。
翌日その場所に再度訪れたが、その横たわった獲物の姿はありませんでした。
おそらく、キツネか何物かが横取りしたと思われます。

夜間道路に出てきたノウサギ
ノウサギ120905-941001_convert_20120906095834



テーマ:動物の写真 - ジャンル:写真


ウリ坊
イノシシウリ坊070804-8831_convert_20120903200132

動物の写真は、野鳥ほど多く撮影できておりません。
哺乳類は、夜行性が多く撮影がむつかしいです。
そこで、過去の写真を探しているといいのがあったので紹介します。
この写真は、イノシシのお子ちゃま”ウリ坊”です。
まだシマシマ模様が残る、その年生まれのかわいい子供です。
どのような動物でも、幼少期は天敵から狙われることが多いです。
そのため、ウリ坊もこのシマ模様が木漏れ日の中では保護色となります。
このカットは、『これでも隠れているつもり』と言う感じの写真で気に入ってます。
これは、兵庫県の六甲山系で撮影したカットです。
夏鳥を撮りに行ったのですが、ここはイノシシがよく出没すると聞いて短いレンズも持参してました。
しばらく目的の鳥を撮影していた時、それは突然現れました。
4頭のウリ坊です。2頭の親が後ろからついてきます。
イノシシは、結構気が荒く身の危険を感じると猪突猛進で襲ってきます。
緊張しましたが、何も手を出さないと通り過ぎると聞いていたので、
おとなしかったのでちょっと撮影をさせて頂きました。
でも親に近づくのは恐ろしかった。
自然界では、この様な撮影は出来ないので皆さんは『気をつけなはれや!』です。

ウリ坊4兄弟
イノシシウリ坊070804-8806_convert_20120903200001


テーマ:動物の写真 - ジャンル:写真


クロハラアジサシ
クロハラアジサシ120902-1511_convert_20120903200043

今日、ちょっとブログのテンプレートをリニューアルしました。いかがでしょうか。
今日もクロハラアジサシの続きです。
アジサシ類のイメージは『夏』、『青空』、『海』、『スピード』、『急降下』
といった感じですね。
ジェット戦闘機のようなシャープで長い翼、最小必要限度まで削り取られた広くて細い尾羽。
彼らは、飛びながら水面下の獲物を探し、獲物の小魚を見つけると直角降下し、頭からダイビングします。
早く飛ぶだけではなく、急旋回や飛び込みの際の抵抗を最小限にするため、
この様な体型に進化したのでしょうね。
水中に飛び込む狩りは、カワセミやヤマセミも行いますが、アジサシは止まり木から
直接のダイビングするような瞬発力はありません。
その点はカワセミの仲間の方が優れていますね。

獲物発見
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直角降下
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クロハラアジサシ
クロハラアジサシ120902-1401_convert_20120902204807
今日は、夏鳥の渡りを撮影するため山口県にプチ遠征。
しかし、数も少なく次回へ持ち越し。
その帰り、久しぶりにきらら浜自然公園に立ち寄り、ちょっと珍しいクロハラアジサシの飛翔撮影。
時期的に、冬羽の換羽のためあまり綺麗ではありません。
9月に入っても、入道雲も発生しカンカン照りのお天気。
結構近くを飛んでくれるのですが、EOS1DmkⅣのあの大きなシャッター音で
すぐに遠ざかってしまいます。
近くはピン外しが多く、500mmではそのスピードについて行けません。我ながら情けない。
歩留まり悪すぎ!

生息地の南西諸島をイメージし『夏!』って感じでちょっと短いレンズでも撮影
クロハラアジサシ120902-1660_convert_20120902204906

水面めがけ
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アケビコノハの幼虫
アケビコノハの幼虫110724-1027_convert_20120829120613
9月に入りました。
ここ広島では、昨晩から急に秋らしい涼しい風が吹きエアコンなしで寝ることが出来ました。
朝も、秋を感じる心地よい風でお目覚めでした。
さて、自然界の生き物は外敵から身を守るいろいろな知恵を持っています。
この写真の幼虫は、アケビコノハという蛾の幼虫です。
その側面に描かれた模様はまさしく目玉ですよね。何とご丁寧にキャッチライトまで描かれています。
この模様は体の左右にあります。
上の写真ではどちらが頭かがわからないですが、下の写真の上側が頭になります。
人間から見るとなんともユーモラスな模様に見えるのですが、外敵の鳥などから見ると
恐ろしい目玉に見えるのでしょうね。
この写真の幼虫は3cmぐらいの若齢幼虫ですが、成長し終齢幼虫は8cmぐらいまで大きくなります。
その名の通りアケビの葉を食べて大きくなります。
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