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 見出しの写真はハヤブサ

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FalconHY

Author:FalconHY
広島県在住。
野鳥を中心に自然写真に取り組んでいるブログです。
過去に撮影した写真もおりまぜ、いろいろな話題を紹介しております。
*写真等の無断使用はお断りいたします*



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雪の天空の城
雪の竹田城
竹田城111225-2233_convert_20121210204257

2012年もあと数時間で終えようとしてます。
2013年はいい年になって欲しいですね。

大トリは竹田城の雪景色です。

深夜、和田山に向け車を走らす。
近づくにつれ雪が舞う。
現地に着くと辺り一面銀世界。
買ったばかりの防寒靴に履き替え、雪の道を天守台を目指して進む。
さすが、この雪では天守台には一人もいない。
時折、雪が強くなり辺りはどんどん積もってゆく。
レンズにもカメラにも、すぐに降った雪が積もる。
これでは撮影どころではない。
雪がやんだのは明け方近くである。
辺りが明るくなると、竹田城は一面の朝霧に包まれる。
これぞ”雪の天空の城”である。
夜が明けたころ、一人、また一人と観光客が増える。
朝霧が徐々に消えていく。
眼下には、モノクロームの城下町が広がる。
せっかく、新雪が積もったお城の庭には足跡が・・・

7月2日にこのブログを立ち上げ、6ヶ月が経ちました。
結構、突っ走った感がありましたが、皆さんのお陰でここまで来れました。
ブログのことは何も分からず、一からのスタートでした。
途中、テンプレートの変更や月々のヘッダー写真の入れ替えといろい勉強になりました。
古い写真や、むかし話でつまらない記事もあったと思います。
訪問いただいた方、コメントいただいた方ありがとうございました。
来年も、毎日更新とは行かないかもしれませんが、
極力いろいろな話題を見つけ、ブログ更新していきたいと思います。
引き続き、よろしくお願いいたします。

では皆様、よいお年をお迎えください。

モノクロームの竹田城
竹田城111225-2270_convert_20121210204315

雪の城跡
竹田城111225-2500_convert_20121210204335


テーマ:風景写真 - ジャンル:写真


冬の干拓地
モズ121229-8556_convert_20121229210149

前回に続き、ハイイロチュウヒの撮影に出かけた。
しかし、目的のハイイロチュウヒのオスはお出ましにならず空振りの終わった。

早朝、草原にはモズが出迎えてくれた。
遠くは、朝もやが薄っすらかかり、20年前の干拓地の雰囲気が漂う。
昔は、この様な風景は当たり前の様に撮影できた。
しかし、最近はやたらと人工物が背景に入る。

一羽のチュウヒが横切る。
双眼鏡でそのチュウヒを見ると、何と大陸型の様である。
体が小さくオスのように見える。
幼鳥にしては虹彩が黄色い。
成鳥のオスは顔は黒くなるが、メスのような色合いの顔のオスもいるようである。
その点はあまり詳しくないので、オス、メス、幼鳥、成鳥の断定しないほうがいいだろう。
最近やたらと大陸型が目に付く。
以前は、こんなチュウヒは滅多にお目にかからなかった。
最近、国内型の普通のチュウヒがだんだん少なくなって来たようにも感じる。

チュウヒのねぐらポイントでご帰還を待っていると、遠くからひらひら飛ぶ猛禽の姿発見。
確認すると、それは一羽のコミミズクであった。
ここに、コミミズクが入っていることは聞いてはいたが姿が見れるとはラッキー。
久しぶりのコミミズクの出会いに感謝、感謝。

大陸型チュウヒ
チュウヒ121229-8757_convert_20121229220824

コミミズク
コミミズク121229-8884_convert_20121229210051


テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


冬のクマタカ
クマタカ081227-3300_convert_20121226221303

上の写真は、以前若武者のクマタカを撮影した同じ年に撮影したクマタカの成鳥です。

年末、広島に帰省する際すごい寄り道になるがクマタカの生息地に寄った。
真冬である、当然道中は積雪がありスリップに注意しながらの走行である。
愛車は四駆でスタッドレスを履いているので少々の雪は大丈夫だが対向車や後続車が怖い。
『そんな車間距離で止まれるのか?』と心配になる時がある。

現地に着くと、案の定一面の積雪。
幹線道路は除雪されているが、林道やあまり通行しない道には雪の壁が通行を阻む。
それでも、入れる道を探し見回ると、遠くの木立に何か大きな鳥が入ったような気がした。
しばらく、その木立を双眼鏡で見ているとカラス達がその周りに集まってきた。
やはり、何か猛禽が入ったな。ノスリかな。
そう思いながら、車をゆっくりその木立に向け走らせた。
そして、その木立の真横を通り抜けようとした時、何とクマタカの成鳥と目が合った。
あわてて、車を走らせユーターン。
カメラをセットし再度接近。
しかし、もう彼の姿はなかった。
『残念、何をしに来たのだ!クマタカを撮りにきたんだろう。心構えが甘い!!』と自分を責める。
逃した獲物は大きかったがが仕方がない。
しばらくその場で探していると、また遠くの方でカラスが騒いでいた。
あのクマタカがいるに違いない。
今度は、とカメラをセットし車で近づいて行った。
林道脇の、雪の積もった少し太めの枝に彼は止まっていた。
車は入れないため、三脚を担いで接近を試みる。
運よく看板が姿を隠してくれた。
少し距離もあったがこれ以上の接近は飛ばれる可能性があり危険である。
彼は、私より周りのカラスを気にしている。
その、鋭いオレンジ色の眼光、真っ黒な顔つき、
それは『野武士』の名がふさわしい雄の鷹であった。

カラスを威嚇するクマタカ
クマタカ081227-3356_convert_20121226221313


テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


ハイイロチュウヒ
ハイイロチュウヒ121226-8430_convert_20121226220717

今日、仕事納めのところ多いと思います。
皆さん、お疲れ様でした。
明日から正月気分を満喫して下さい。

やっと来た、ハイイロチュウヒのおっちゃん。

例年ではとっくに来ているはずの鳥が今年は来ない。
皆さんも、期待し待っていた。
もちろん、私も期待していた。
25日、クリスマスに合わせるかの様にお出ましになった。
何処で、何しとったん。

早速、面会がてらお隣の県に。
干拓地を一通り見て周り、今月の初めにオオカラモズを撮影した現場に到着。
すると、見覚えのあるおじさんが、ニコン500mmを手に持ち撮影しておられた。
そうです、あのハチクマの渡りで福江島でお会いした山Mさんでした。
そのレンズの先には、ハイイロチュウヒのメスが飛翔してました。
挨拶し、オオカラモズ探しに二人で空き地デートです。
『ここは、長靴がいりますね』といいながら、ぬかるみの草地を入っていくと、
遠くを何やら白っぽい鳥がひらひら。
一瞬、オオカラモズかと思いきや、何とそれはハイイロチュウヒのオスではありませんか。
昼間に、こんな所をうろうろしてるのか!
目的の鳥が早速見れたことに感謝である。
これも、山Mさんのお陰です。
姿を見た以上、居ても立てもおられず少し早いがねぐらに移動。
時折、ハイイロチュウヒのメスがねぐらに入る。しばらくして飛び去る。
ノスリ君もホバホバしながらやってくる。
チュウヒも飛来したが通過のみ。
PM5時、どこからか時報のチャイムが聞こえる。
西の空には、雲の隙間から夕陽が別れを告げようとしていた。
すると、正面から何やらこちらに向かってくる鳥が見えた。
来た、ハイイロチュウヒのオスである。
縦横無尽にひらひらと飛んでいる。
少し遠いがロックオン。
しかし、我が愛機は意に反し被写体がわからないようである。
すかさず、左手のフォーカスハンドでフォローする。
向かってくる被写体はAFでも難しい、ましては我がハンドパワーなんて合うはずがない。
目で見る⇒脳で確認する⇒左手に知らせる⇒指を動かす、
この一連の動作がとろ~くなっているのである。
老いには勝てんな。
もう、腕ではないと分かってはいるが・・・
彼は、この私をちょっと見て、あざ笑うかのように通り過ぎていった。

ISO2000これが限界。大トリミングで
ハイイロチュウヒ121226-8431_convert_20121226220729

メスのハイイロチュウヒ
ハイイロチュウヒ121226-8374_convert_20121226220707

あまり見かけない顔だな!とノスリ君
ノスリ121226-8298_convert_20121226220650


テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


ヒレンジャク
ヒレンジャク121225-5031_convert_20121226220636

お隣の街にサンタならずヒレンジャクがやって来た。
その数、40羽ぐらいいました。
クリスマス寒波で、山から平地へ下りてきたのでしょう。
今後も、この調子でレンジャクや赤い鳥が飛来して欲しいですね。

電話連絡を受けたときはべランダで窓拭き中。
電話の音も気づかず。
気づいた時は夕暮れ迫る時間帯、その日は諦め、翌日撮影に出かける。

このヒレンジャク、何と市街地の小さな畑にある柿の実を食べにやって来ている。
レンジャクが柿を食べる?
あまり写真でも見たことがない。
柿は栄養価が高く、いろいろな鳥が食べにやってくる。
柿を収穫する際、野の鳥達のために少しだけ実を残すと聞いたことがある。
今は、収穫するところも少なくなり実を多くつけた木をよく見かける。
鳥達にとってはいいことかもしれない。
ネットで検索すると、今年は関西方面でも柿を食べるレンジャクの写真で賑わっている。

レンジャクはリンゴが大好物で、北海道では庭先にリンゴを置いておくと、
レンジャクがやってくると聞いたことがある。
そのリンゴとレンジャクで思い出すのは、
北海道の林大作さん(1992年永眠)の追悼の写真集『北海道の野鳥』の中で、
キレンジャクの撮影のため毎日リンゴ100個を20日間もの間ブラインドの前に運んだ話を思い出す。
ダイナミックできれいな写真を撮られていた動物カメラマンであった。

天気が幸いし日本画的な感じで
ヒレンジャク121225-50251_convert_20121227120041

ヒレンジャク121225-50072_convert_20121227115954


テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


チョウゲンボウ
チョウゲンボウ060107-4698_convert_20121207222404

今回の話題はチョウゲンボウです。

冬、各地の農耕地で普通に見られる猛禽です。
日本の本州中部、北部では繁殖しています。
私の好きなハヤブサの仲間です。

関東在住の折、埼玉県の河川敷で愛想のいいチョウゲンボウが居ると聞き早速行ってみた。
その場所は一面の農耕地。
そこに、小さな川が流れており、川土手の斜面をホバーリングしながらゆっくり飛行する。
土手に居るバッタやハタネズミを狙っている。
時折、獲物を見つけ地面に降りる。
その時、うまくいけばそのチョウゲンボウの俯瞰撮影が出来る。
いわゆる、”背撃ち”が出来るのである。
チョウゲンボウの飛んでいる姿を、上からはなかなか撮れません。
500mm付きのカメラを持ち、そっと歩いて近づく。
すばやくレンズを向けサッと撮る。
と簡単に言っても、カメラを含め5kgを超える重量。
そんなうまくいく訳けがない。
相手は野生、近づくと遠ざかる。当然の法則である。

チョウゲンボウ060107-4585_convert_20121207222322


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テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


OSAKA光のルネサンス
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バッテリーの放電/充電も正常に出来、カメラに装填して稼動も確認しました。
これで、また1DsmkⅡも撮影可能となりました。
何か新しい機材が増えた感じでうれしい気分になりました。

広島も寒い日でした。
雪がちらほらとしていましたが、平地では雪はまったくありません。
山間が薄っすらって感じかな。
今日はクリスマスイブです。
と言っても、この私や女房には何ら代わり映えしない日ですが、
クリスマスにちなんで本日の更新はイルミネーションです。
(この写真は昨年撮影ものです)

関西に住んで、このOSAKA光のルネサンスを一度は見ておこうと昨年の休日に訪れました。
御堂筋に面した大阪市役所から、東へと続く中之島公園までが数々のイルミネーションで彩られる。
昼間の殺風景な風景が一転し豪華に飾り付けられている。
土曜日なので家族連れが多い。
もちろん若いカップルも多い。
男一人は、私と同じカメラマンか変人かだ。
土佐堀川を行き交う観光船も、色とりどりに飾り付けらている。
水の街大阪の綺麗な一面でもある。
大阪市役所を過ぎたところ、中央公会堂という歴史を感じるレンガ造りの建物がある。
この建物を見るのは何十年ぶりだろう。
見事に演出されたライトアップに思わず見とれる。

土佐堀川に光のプレミアムボートが行きかう
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ファンタジックなイルミネーション
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フランスアベニューから見た中ノ島公会堂
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テーマ:イルミネーション - ジャンル:写真


1DsmkⅡ リフレッシュ その2 バッテリー換装続き
エネループの電極にハンダをつけます
バッテリー改造121220-0905_convert_20121220195822

バッテリーパックNP-E3エネループ換装の続きです。

10本のエネループの+電極、-電極の両端にハンダを付けます。
先ずは、両電極を紙やすりで軽く磨きます。
これに、ステンレス用フラックスを少量付けて80wの半田ごてで半田を少量付けます。
極力薄く確実にハンダを盛っていきます。
これは、短時間で温めハンダが電極にしっかり溶けて付着しなければいけません。

次に、そのエネループを2本づつ接続します。
その際、自作した冶具とハンダゴテのコテ先を使います。
バッテリー改造121220-0912_convert_20121220195909

3~4秒ぐらい温めてすばやく電池同士をくっつけます。
少し慣れれば簡単に出来ます。
バッテリー改造121220-0909_convert_20121220195848

これを5組作成します。
そして、その5組を自作した冶具を使い位置決めしアロンアルファーで接着します。
このバッテリーは形状からW型に組まれておりいい加減に組んでいるとカバーに入らないことになります。
バッテリー改造121220-0920_convert_20121220195946

元のバッテリーについていたサーミスターなどの部品を接続し、エネループを繋いでいきます。
その際、使うのがハンダ吸い取り線です。
これが完成したエネループバッテリーです。
バッテリー改造121220-0924_convert_20121220200039

上カバーを取り付け接着します。
その際、エネループの径が少し太いため、少し浮いたりしましたが、
強引にアロンアルファーでカバーを接着します。
バッテリー改造121220-0931_convert_20121220200057

電圧も13.49v出ています。これで完成です。

あとは、実際放電/充電を行い異常な発熱がないことを確かめ、
カメラに装填し使って見ます。
久しぶりに達成感が得られた気分です。

これを作り終えたとき、”こんなの作るよりセンサーを早く作れ!!”
と言うSさんの声が聞こえたような気が・・・
そうなんです。
かれこれ8ヶ月ぐらい前に、動物撮影用センサーを作るよう頼まれていました。
そのセンサーは、パナソニックのモーションセンサーなるセンサーを使い、
物体が移動したのを感知する優れ物のセンサーです。
自分で使うのは作ってありますが、人のとなるとなかなかです。
ある程度の部品はありますが、細かな作業なので老いた私にはそれが苦痛なのです。
その内と思っていますが、なかなかその気になりません。
もうちょっと待ってくだされ。


テーマ:★カメラ&レンズ・機材 - ジャンル:写真


1DsmkⅡリフレッシュ その2 バッテリー換装
バッテリー改造121220-0901_convert_20121220195720

エネループ*12本が到着しました。
電池の製造年月をそろえるため、12本入りを購入しその内10本を使います。

早速、NP-E3バッテリーのエネループ換装に取り掛かります。
交換するバッテリーは、純正はちょっともったいないので、
サードパーティのRowa製のバッテリを使うことにしました。

過去に、いろいろな方がブログで情報提供いただきそれを参考にしております。

これは、電池のハンダ付けを行う行為で非常に危険を伴います。
真似をされないようお願いいたします。
電気的な知識がある方でも、同じようなことをされる際は、自己責任で行ってください。


まず、交換にする際のツールが必要です。
①半田ごて、これは電池にあまり熱をかけたくないため80wぐらいの大きめの物が必要です。
 コテ先だけ別途購入し、それを加工し電池の+、-の電極面を一緒に温める”特殊な形状コテ”を
 自作します。
②普通のヤニ入りハンダでは電池の電極はつきません。
 エネループの電極はステンレス用ハンダのフラックスとハンダが必要です。
③電池同士の結合にハンダ吸い取り線2mmを使います。
 これは細い銅線を編んだ幅2mmの平たい電線のようなものです。
④バッテリーのカバーの接続部を切るためにカッターナイフが必要です。
⑤精密プラスドライバー
⑥電池の位置決め冶具。これは市販していないので自作する必要があります。
⑦瞬間接着剤アロンアルファー

まず、バッテリーのカメラ固定金具を外します。
これは+スクリュー2本で止まっています。
そして、バッテリー側面の溝に沿ってカッターナイフでゆっくり少しづつ切れ目を入れていきます。
両側とも、同じようにカッターナイフで切れ目を入れると上蓋を開けられます。
中の電池は、固定されてはいません。
差し込んであるだけなので簡単に取り出せます。
今回の作業は、この電池の部分(写真の緑色の部品が電池です)をエネループに交換します。
ー続くー


80wのハンダゴテとステンレス用フラックスとハンダのセット
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普通のコテ先と改造した電池接着用コテ先
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電池接着用冶具(下)と位置決めよう冶具(上)
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バッテリーカバーを開けて分解したNP-E3互換バッテリー
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テーマ:★カメラ&レンズ・機材 - ジャンル:写真


オオワシ
オオワシ071216-2808_convert_20121221162805

滋賀県に毎年11月下旬オオワシがやってくる。
今年も、オオワシが元気な姿を見せた。
『もう、ご老体だから今年はもう来ないだろう』、そう言われてもう15年にもなる。
毎年、同じような写真しか捕れないが、オオワシファンの皆さんは心配しながら期待しているのである。

伊吹山に雪が積もる11月20頃、その麓の滋賀県湖北町にオオワシがやってくる。
イヌワシが撮れないならオオワシだと、こぞって猛禽ファンが詰め掛ける。
オオワシは、冬の北海道で撮影したいと思っていた。

2007年11月下旬、伊吹山ドライブウエイ入り口に到着するも積雪で閉鎖。
このまま帰途に着くのももったいない。
仕方なく、オープンの8時まで待って考えることにした。
しかし、8時を過ぎても係りの方は来られず。
その時、同じように待っておられる方との雑談でオオワシの話が出た。
そうだ、一度は行って見ようと思い、その方に道案内していただくこととなった。
オオワシは、上野動物園で片翼が折れ保護されたのを上野不忍池で見たことがある。
野生のオオワシは初めてである。

青空を舞う姿はさすがに大きい。
それにしても、何故こんなにクチバシが大きくなったのだろう。
魚を食べるのにこんな大きなクチバシが必要なのか。
恐らく、オオワシはクチバシを選ぶ際、見えを張って一番大きなのを選んだのかもしれない。
その割にはかわいい目をしている。
その、アンバランスがマンガチックで実にかわいい。

この湖北で、何を食べて越冬しているのであろう。
琵琶湖を目指し飛んで行ったオオワシがご帰還である。
足には獲物を持っている。
何と、それはオオバンである。
水辺に漂うオオバンが餌食になったのである。
魚が主食のオオワシであるがやはり肉食。
ここでは、オオバンやヒドリガモ、カイツブリまでオオワシの餌食となる。
もちろん、ボラやブラックバスの魚も捕って3月まで越冬するのである。

青空を飛行するオオワシ
オオワシ071216-3262_convert_20121221162659

オオバンを捕ってきたオオワシ
オオワシ071216-2925_convert_20121221162738


テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


1DsmkⅡリフレッシュ その1
カメラ1Ds2121217-0893_convert_20121217220018

オーダーしていた1DXのフォーカシングスクリーンEc-CVが届きました。
Amazonは在庫があれば即日発送で送料も¥0です。
これでは、量販店や小売店もたいへんですね。
肝心のエネループ*12本が未だなので、
先にフォーカシングスクリーンの交換だけを行いました。

交換はいたって簡単。
と言っても、付属のピンセットでプラスチックのスクリーンを取り付けるときは緊張します。
少しでも傷をつけば使えません。
昔、ニコンのフィルムカメラのF4のフォーカシングスクリーンを、
ニコンF2用H4という全面マイクロプリズムに交換したことがありました。
すごく明るく、慣れればピントの山もつかみやすく重宝してました。
その際は、このスクリーンをコンデンサーレンズから外し、
F4のスクリーンに交換する大手術を行う必要がありました。
と言ってもスクリーンの枠を分解しハメ換える作業です。
今のスクリーン交換は、それに比べれば楽なものです。

作業時間は5分もかかりません。
交換も終わりファインダーを覗くといい感じですね。
思っていた通り明るく綺麗に見えます。

オートフォーカス時代になった今、
デジ1眼のファインダースクリーンの見え方は正直あまりいいのもではない。
機械がピントを合わせてくれるので、
そこにお金をかけて開発しなくてもいいだろう、という考え方かも知れません。
しかし、綺麗な写真はファインダーを覗いているカメラマンが、
自ら構図を決め、シャッタチャンスでシャッターを切り出来上がる。
それは、カメラマンがファインダーを見ているからこそ出来ることで機械では出来ない。
その見ている画面が醜い画面だと、シャッターを押すのもためらってしまう。
科学が進んだ今日、最後はやはり人間が決める。
そういった意味でも、ファインダーでの見え方は重要であると思う。

開放F4やF5.6といった暗いレンズでもざらざらしません。
ピントの山もフワッとピークになりフワッとボケる。
実につかみやすい。
大成功!!

フォーカシングスクリーンはカメラの中、ミラーの上側にあります
カメラ1Ds2121217-0894


テーマ:★カメラ&レンズ・機材 - ジャンル:写真


ホオジロガモ
愛嬌のある顔のホオジロガモ
ホオジロガモ060205-6372_convert_20121207222530

私は、あまり水鳥は撮影しない。
しかし、このホオジロガモは違う。
二十数年前、山口県阿知須町に山口湾に流れ込む土路石川(どろいしがわ)という川がある。
今の、きらら浜自然観察公園の北側に流れる川である。
そこに、冬場の猛禽撮影で度々訪れていた頃、車を走らせているとその横を併走して飛ぶカモがいた。
その鳥が、このホオジロガモである。
頬の白い丸が特徴の、とても愛らしいカモである。
英名”Common Goldeneye”
何か007みたいな名前がついています。
一目見るなり、一目惚れした。

いざ、撮影となると、遠くて歯が立たない。
しかも、この鳥は西日本への渡来は少ない。
いつかは撮りたいなと思ってた。
それが、思いもしない場所で撮影できた。

転勤で訪れていた埼玉県のとある川に、コハクチョウが飛来する川がある。
関東地方にコハクチョウ?と、冬の猛禽撮影の帰りに少し立ち寄って見ることにした。
目的の、コハクチョウはすぐに見ることが出来た。
その周りには、オナガガモを中心に多くのカモ達で賑わっていた。
すると、少し離れた場所に何とこのホオジロガモがいるではないか。
しかも、一羽ではなく4-5羽はいる。メスも見られる。

ホオジロガモのオスとメス
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オスのディスプレイ
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テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


EOS1DsmkⅡ
カメラ1Ds2121215-0877_convert_20121217215924

我が愛機、EOS1DsmkⅡ

2005年、私がデジカメデビューをした初めてのデジ1。
当時、キャノンのフラグシップ機である。
しかし、最近、あまり出番がない。
7年間、いろいろなカットを記録してくれた。
信頼おけるカメラである。
最近、バッテリーの持ちが極端に悪くなった。
100カット足らずでバッテリー切れでは、出番がなくなるのは当然である。
度々充電するも、メモリー効果で容量も少なくなるし、もう引退かな。
と思い、ExifReaderでシャッター回数を調べるとなんと66,000ショット。
”まだ、そんなものか”という感じである。
この機種のシャッター耐久性は20万回だったと思う。
何せ、秒間4コマ。しかもすぐにバッファーフルでCFカードに書きこみ待ちとなる。
これで、幾度となくシャッターチャンスを逃したことか。
しかし、こやつの画素数は1600万画素で1Dmk4と同じ。
しかも、フルサイズである。
この時代でも、まだまだ使える画素数である。
メーカーの部品保管期間も2014年までと聞いている。
このカメラのシャッター音は、今だにこれを超えるカメラは登場しないぐらいいい音で気に入っている。
鳥の撮影以外に、風景でフルサイズの出番が結構あるではないか。
感度は上げられないが、ISO200固定でいいじゃないか。
出てきた絵は綺麗だし・・・まだまだ使える。
よし、愛機のリフレッシュをしよう。

先ずは、問題のバッテリーである。
まだ、販売はしているが¥13,000ぐらいする。
RowaやJTTといったサードパーティーのバッテリは安価であるが持ちも悪いし粗悪品もある。
そう言えば、何年か前に三洋のエネループ(現在はパナソニック社)を使い、
パワー、保存性に優れたバッテリーを作っている方のブログを見たことがある。
あらためてブログを探すと、いろいろな方が行っておられます。
ヤフオクで販売している方もおられますが¥20,000は高い。
他の方が出来ることは、自分にでも出来る。
よし、早速チャレンジだ。
それと、最近の1DXのファインダーが明るく見やすい感じがする。
フォーカシングスクリーンも7年経てば進化している。
明るいファインダーなら、ピントの山も捉えやすいかもしれない。
同じフルサイズ、1DsmkⅡに使えないことはないだろう。
1DXは買えないがフォーカシングスクリーンならすぐ買える。
見え方が変わると気分も変わる。
ということで、早速パナソニックエネループ12本パック、
1DX用フォーカシングスクリーンEc-CVをAmazonでポチッ!
さて、どうなることか。

もう寿命を迎える1DsmkⅡのバッテリー
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コチョウゲンボウ
コチョウゲンボウのオス
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ちょっと脱線しましたがプチ遠征の続きです。
今回は、コチョウゲンボウです。

コチョウゲンボウはヨーロッパからロシアにかけてのユーラシア大陸で繁殖し、
冬、越冬のためこの日本に渡ってきます。
数は、あまり多くありませんが各地の農耕地や干拓地で見られます。
オス27cm、メス31cmと比較的小さな猛禽です。
ハヤブサの仲間ですがあの特徴のハヤブサヒゲは薄く不明瞭な感じです。
チョウゲンボウと似ていますが、チョウゲンボウは大きく尾が長く見えます。
肉食で、バッタ、野ネズミ、小鳥等を捕食します。

電線に止まるケースも多く、その時は比較的近づけますが地上ではなかなか近づけません。
オスは、警戒心が強くすぐに飛び去ります。
一方のメスは、田んぼの土塊に止まっている場合でも比較的車では近づかせてくれます。
彼らの飛行は一直線に低空飛行するため一旦飛び去るとすぐ見失います。
ハヤブサの仲間だけあって、飛ぶスピードはいつもスピード違反しているようです。
体の割には翼が大きく、小回りが利き、俊敏に飛び回り小鳥を捕まえます。
戦闘機では、ハヤブサがF15だとコチョウゲンボウはF/A18といったところでしょうか。
今回のプチ遠征では、友人が比較的警戒心が薄いオスの成鳥を撮らせてくれました。

コチョウゲンボウのオス
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伸びをするコチョウゲンボウのメス
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サンフレッチェ広島祝勝パレード
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今日は、サンフレッチェ広島のJ1初優勝の祝勝パレードに行って来ました。

広島の中心である平和大通りを全長870mの短いパレードです。
森安監督を先頭にキャプテンの佐藤選手がそれぞれマツダのRX8のオープンカーに乗り、
その後ろを他の選手がオープンバス2台に便乗し大観衆の平和大通りをパレードしました。
沿道には、多くのサンフレッチェ広島のファンが詰め掛け、
選手達に”おめでとうコール”で盛り上がっていました。
その中に、『もう、しばらくはこの様なパレードはないだろうから、今のうちに記念に残さなきゃ』
と言っておられる方もおられました。
納得です。

円満の笑みで答える森安監督サンフレッチェ121216-4302_convert_20121216175848

賜杯を手にする佐藤 寿人選手
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FIFAクラブワールドカップで負傷したキーパーの西川選手を筆頭に
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頬だけでなく指も骨折が痛々しいですが隣には森崎選手の姿も
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多くのサンフレッチェファンの声援に答える佐藤 寿人選手
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終点のNHK前にはあふれんばかりのすごい人出です
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チュウヒ
陽が傾きかけた頃チュウヒが舞う
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広大な田園だが、思ったよりチュウヒの数が少ない。
滞在した二日間でたった2羽しか見ない。
葦原があるわけでもなく、多くは水田なのでこんなものなのかも知れない。
その内、一羽は大陸型のメスの様である。
虹彩が黄色く成鳥のようだ。
残念なことに、右側の翼の初列風切辺りが折れている。
日も傾いた頃、黄金色に光る姿が美しい。
ねぐらは、ハイイロチュウヒと同じ場所である。
どこも同じだ、同じチュウヒの仲間意識からなのか仲良く同じねぐらを共有する。

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チュウヒ幼鳥
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ナベヅル
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ナベヅル、このプチ遠征地でお目にかかるとは。

徘徊していると、まだ4羽のナベヅルが居てくれた。
ナベヅルは、近くは山口県熊毛町八代に少数であるが毎年飛来します。
何年もナベヅルは撮影していない。
この地で、ナベヅルを見ると何か新鮮な感じがする。
日本で普通に見られる鶴は、北のタンチョウ、鹿児島県出水市のナベヅルとマナヅルである。
その中で、ナベヅルは一番小さい鶴でもある。
色彩はあまりきれいな鶴ではないため、鹿児島の出水ではあまり撮影もしていない。
しかし、何故かこの4羽はきれいに見えた。
大空を飛ぶ姿も優雅に見える。
ちょっと前、BSのプラネットアースという番組で、
あの有名なヒマラヤを越えるアネハヅルの映像を見た。
今回の寒波で、この地も1000mを超える山々には見事な雪を頂いていた。
『その雪山背景に飛んでよ!』、そんな願いは叶うはずがない。
それでは、”夢の画像を”と、ちょっとフォトショップでいたずらしてみました。

大空を舞う4羽のナベヅル
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雪山を越えるナベヅル(合成画像です)
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アトリ
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ちょっと、お隣の県にプチ遠征してきました。
現地の友人に、各フィールドをいろいろ案内してもらい楽しい遠征でした。

今年は、冬の小鳥が多く日本に飛来している。
数十年前、岐阜の山間でそれはそれはすごい数のアトリが現れた。
その数、数十万羽と言われていた。
空一面を、真っ黒に埋め尽くすアトリの群れ。
神奈川県の友人は、その時50mmF1.2をわざわざ購入し撮影に行ったと聞いたことがある。
その撮影には行けなかったが、そんな群れはそう度々お目にかかれるものではない。
その一部でもいい、数万羽の群れとは言わないが数千羽ぐらいの群れでもいいから撮りたいと思っていた。

車で徘徊中、多くのアトリが電線に止まっていた。
しかも、電線3列にびっしり。これは数千羽はいる。
朝、落ち着いて電線に止まっていたが、昼過ぎ再度訪れるとすべてのアトリが落ち着かず、
上空を飛び回っていた。
その数は、今まで見たことがないぐらいすごい数です。
この落ち着かない飛び方は、何かにおびえている。
私ではありませんよ。
そう思いながら、飛び回る数千羽のアトリを100-400mmや24-105mmのズームで撮影した。
あの、”黒いうねり”を撮影したかったのですがうねりが出来るほどはいません。
しばらく飛び回っていた群れが遠くに移動した。
すると、電線に一羽の小型の猛禽らしき鳥が止まった。
それは、コチョウゲンボウの幼鳥でした。
体つきからオスようです。
まだ、狩りが下手なのでしょう。
うまく捕れないので、アトリを追い回していたのでしょう。
アトリが落ち着かなかったのは、このコチョウゲンボウのせいでした。

画面いっぱいにアトリが飛ぶ
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雲と青空と数千羽のアトリ
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コチョウゲンボウの幼鳥
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ハイタカ その2
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前回に続き、またまたハイタカの話題。
これもフィルム時代の写真です。

一緒に野鳥撮影している友人が転勤することになった。
その送別会を兼ね、彼を知る久しい友人が山口県のとある干拓地に集まった。
送別会前にちょっと撮影と、チリチリバラバラに散らばったおじさん達。
当時は、未だ携帯電話なんぞはない時代である。
そんな時代の通信手段は、無線機である。
当時、これは便利とこぞってアマチュア無線の免許を取った。

干拓地をなめるように探す。
すると一羽のハイタカの雄が土塊に止まっているのを発見。
早速、撮影に入る。
そして、皆さんにもと思いマイクを握る。
各車、じわじわとこちらに近づいてくる。
その中、福岡のKさんから『おりていいですか?』と無線が入る。
『何!、車から降りていいわけないだろ。ここで車から降りると飛ばれる』
そう思った私は『駄目です!降りては駄目ですよ!』とすかさず返答した。
そして、みなさんが無事撮影し終わった。
しかし、無線をくれたそのKさんはすこし離れた坂の上に止まったまま。
『あれっ、どうしたんですか興味ないのですか』と聞くと、
『下りては駄目だと言われたので、坂を下りずに上で皆さんが撮影しているのを見ていました』とのこと。
それは、申し訳ないことを言ってしまったと平謝りしながら大笑い。


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ハイタカ
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今回は、ハイタカの話題です。
この写真は、もうずいぶん前に撮影した一シーンです。
もちろんフィルム時代に撮影したものです。

家から近くで、冬の小鳥でも撮影しようと思い、ブラインドにこもりミヤマホオジロを撮影していた。
すると、5羽のミヤマホオジロが突然茂みに逃げるように飛び去った。
あれ?、何に驚いたのかなとブラインドの窓からそっと覗くと、
10数メートル先の橋の欄干にこのハイタカが止まっていた。
きれいな、見事な成鳥のオスである。
しかし、その彼の手前に葦の穂が1本。
『あれがなければもっといいのに・・・もっと、こっちらにおいでよ』
そう思いながら、3枚撮影。
すると、彼は突然飛び上がりファインダーから消えた。
あ~、残念!
ブラインドの小窓を覗くと、なんともっと手前の欄干に止まっているではないか。
その距離は、おそらく5-6メートルぐらいだと思う。
山間の池の側、風もなく辺りは静まりかえっている。
この時、大きな音やレンズの急激な動きは厳禁、もちろん連射も厳禁である。
そっとレンズを振り、1コマ、また1コマと3コマ切った時点でフィルム切れ。
『お~!、何としたことか』
そして、撮影し終えたフィルムをゆっくり音を立てずに手巻きで巻き戻す。
緊張する。焦る気持ちを必死で抑える。
そして、フィルムを無事取り出し彼を確認する。
よしよし、彼はまだ落ち着いた様子で止まっている。
そして、左手で新しいフィルムをポケットから取り出そうとポケットのマジックテープを開けた。
その時、『バッシ』と見事な大きな音がした。
もちろん、彼はその音に驚き飛び去ってしまった。



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ハギマシコ
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今日、外を見ると屋根にうっすら雪が積もってました。
ここ、広島にしては早い積雪ですね。

今回は、以前に撮影したハギマシコの話題です。

小鳥の中で好きな鳥はこのハギマシコです。
この色合い、なんとなく日本的なイメージの色彩がお気に入りです。

ハギマシコは、ロシア東部で繁殖し冬鳥として日本に飛来します。
夏羽は褐色が強くクチバシが黒いようですが、日本では見られません。
しかし、この冬羽の方がしっとりした赤紫でクチバシも黄色くきれいに見えます。
冬、各地の岩場や草原で群れで飛来します。
植物の種子が風で飛ばされ、岩場にたまるためそこに群れで飛来したりします。

下の写真で、北広島町の雪の中で撮影したカットがあります。
この写真は、心に残る一枚です。

車で走っていると、遠くを数羽の小鳥が舞い降りた。
そこには、少しのヨモギが残っており双眼鏡で確認するとそれは10羽ぐらいのハギマシコであった。
早速、空き地に車を止め三脚と超望遠レンズを担ぎ、ひざ上まである雪の中をラッセルし近づいた。
彼らは、残り少なくなったヨモギを一生懸命食べている。
その、一羽一羽が何か物語っているような感じの光景でした。
徐々に彼らに近づき、やっと撮影距離になった時、
道路を除雪していた除雪車が我が愛車に近づいてきます。
このままでは、愛車のそばに除雪の雪が積み上げられ出られなくなる。
そう思い、カメラを置いたままいったん車に戻って車を移動させました。
撮影場所に戻った時は、すでに遅し。ハギマシコは一羽もいませんでした。
もっと、ゆっくり撮影したかったのに。残念!
今に思えば、その除雪車に乗っていたのは現地の友人Fさんではなかったかと・・・

北広島町で撮影した雪の中のハギマシコ
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群れで岩場に集まるハギマシコ
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神戸ルミナリエ
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先日、ニュースで神戸ルミナリエが開催されたと報道されていた。

女房共々、大阪で生まれ育ったのにあまり神戸の街には縁がない。
2年前、街がイルミネーションで賑やかになった年の瀬、
女房と一緒に、神戸ルミナリエに行くことになった。
夕方、家を出て神戸元町に到着するとすでに多くの人で賑わっていた。
それにしてもすごい人出。
元町の中華街を見学し、ルミナリエ会場に到着するとすでに多くの人、人、人。
18:00、順路に従い人の行列がゆっくり進む。
蛇行、また蛇行、なかなか見えない。
結局、ルミナリエのイルミネーションの会場入り口には1時間ぐらいかかった。
混雑は覚悟していたが、これほどまで人が多いとは予想もしていなかった。
それもそのはず、12日間で何と400万人の人が訪れるという。
何と、平日は20万人、休日は50万人だそうです。

もちろん、カメラ持参である。
夜間のイルミネーションを手持ちで撮影する。
そこは、デジカメのいいところ、ISO感度を1000に上げ、
絞りF4、シャッタースピードは1/1000。
人ごみの中、両手を思いっきり上げ、ライブビュー撮影。
手振れ防止も効き、何と我ながらすばらしい出来栄え。
フイルムカメラでは出来なかったことがいとも簡単に。
”いい時代になったな”と、つくづく感じた。

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オオカラモズ
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また、今日も東北地方で震度5弱の地震がありましたね。
現地で生活されている方は、恐ろしかったでしょうね。
なかなか安心して生活が出来ないですね。

今日の話題は、10年ぶりに撮影したオオカラモズの話題です。

この日は、平日とあって現地でのカメラマンは私一人。
時折、散歩の方にお会いするのみ。
関東や関西での撮影では、考えられないカメラマンの少なさです。
それとも、この地ではオオカラモズは珍しくもなく、『もういいいや』って感じなのかな。

オオカラモズは、日本各地で普通に見られるモズと同じ仲間ですが、
体は非常に大きく31cmもあります。
ヒヨドリが28cmで、それ以上に大きくあの猛禽のツミのメスと同じような大きさです。
普通のモズは20cmです。
朝鮮半島で繁殖し越冬地は中国南部。
日本にはまれに西日本などに飛来する珍鳥です。
漢字では、大柄の鳥から『大柄百舌』かと思いきや『大唐百舌』でした。
生息地が、朝鮮半島から中国にかけての唐の国ですから納得ですね。
ちなみに英名は、『Chinese Grey Shrike』中国のハイイロモズと的確な名前の付け方です。
体の色合いは、羽はグレーで胸は白と地味な色合いのモノトーンできれいな鳥です。
高い木立のてっぺんに止まるので、遠くからでもすぐに見つけることが出来ます。

2hr以上はあろう空き地に、彼は自由に飛び回り餌探しに励んでいる。
ここは、車が入れないため三脚に超望遠レンズを付けひたすら歩きである。
三脚を担ぎ彼の元へ、この日は朝の冷え込みが厳しく霜が下り靴やズボンはびしょ濡れ。
先ずは、撮影しながらこの鳥の警戒距離、そして臨界距離の測定です。
警戒距離とは、人間がその鳥に近づき、人間を警戒するそぶりを見せた距離。
臨界距離とは、その鳥がもう我慢の限界にあり今にも飛びそうな距離。
鳥の撮影は、この警戒~臨界までの間で撮影します。
もちろん、急激な体の移動や大きな音をたてることは厳禁です。
カメラマンの数も、人数が多いと長くなります。
目の高さにも違いがあります。
鳥が上にいるときは比較的寄れますが、目線より下にいる場合はその距離は長くなります。
鳥の個体差もあり、鳥の大きさが大きい鳥ほどその距離は長くなります。
車では、比較的近くには寄れますが、むき出しで近づくには先ずはこの距離を把握し、
撮影しなければ飛ばれてしまいます。
30mぐらいから、少しづつシャッターを切り、そうして、2~3mぐらい前に進みまた撮影します。
これらの動作を繰り返し、徐々に距離を詰めていきます。
この鳥の臨界距離は、約20mぐらいでした。

彼は、広い草原を自由に飛びまわれますが、
私はとことこと三脚を担ぎ、歩き回らなければいけません。
最近、この様な撮影はしていないので、運動不足解消にはよかったかな。
そして、久しぶりに”撮影したぞ!”的な気分になった一日でした。

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少し離れた場所に居たおなじみのモズです
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チュウヒ
遠くの松に止まったチュウヒを狙う
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考えて見れば、チョウヒの撮影は何ヶ月ぶりだろう。
今シーズン初には違いない。

久しぶりに、初冬の山口県のフィールドに出かけた。
そこは、私が35才の時、山口県宇部市に転勤し最初に訪れた探鳥地。
当時は、大きな干拓地で猛禽類の宝庫であった。
チュウヒはもちろん、チョウゲンボウ、ハイイロチュウヒ、ノスリ、ハヤブサ、オオタカ、
ハイタカ、そしてコミミズクなどが普通に見られた。
特に、夕方になると複数のコチョウゲンボウがねぐら入り前の乱舞が見られた。
赤く染まった夕暮れを背景に、コチョウゲンボウが飛ぶ姿は今だに忘れられない。
友人のカクさんこと鶴・いしいさんに初めてお会いしたのもこの地。
冬の寒い日に、熱心にブラインドにこもり撮影され、
あのすばらしい写真集『枯野の猛禽』を自費出版された。
私も同じような写真をと、勇んで四駆で干拓地に入り、
見事”四輪スタック”の腹ばいになったのもこの地。

今は、昔の面影はなく、色々な施設が出来てずいぶん様変わりした。
元は、干拓事業で農地にする地であった。
しかし、減反政策で放置され県に払い下げられたこの地。
野鳥のことだけを考えれば、何も巨額な税金で施設を作らなくても、
放置され自然が作り出したすばらしい光景が色々な野鳥を呼んでくれた。
当時はそう思っていた。いや、今もそう思っている。
この日本、いろんな場所でこのように開発され、野鳥達が生息できる場所が減ってきている。
いつかまた、人間は昔の自然を取り戻すため、
巨額な税金で『自然の開発』という矛盾したことを行う時代が来ると信じている。

快晴の空をチュウヒが飛ぶ
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オオバン
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今回の話題はオオバン。
日頃、あまり水鳥を撮影しないのですが、きれいな風景とマッチすると黙って見てはおられません。

この写真は関西在住の折、大阪南部の公園の池で撮影したものです。
この公園に、最初に訪れたのは1980年頃でした。
未だ、完成し数年しか経ってない公園だったため、
木々も小さく透け透けの公園と言う感じでした。
野鳥はカワラヒワぐらいしか居なかったと記憶してます。
しかし、植えられた植物が大きく育ち、現在ではオオタカまで見れるいい公園となっています。

その公園の中に小さな池があり、そこに数十羽のオオバンが生息しています。
12月、その池の周りの木々が、緑、赤、黄と水面に彩りを与えます。
地味なオオバンの撮影には持って来いの光景です。(オオバンに聞こえると叱られそうですが・・・)

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夜の竹田城
深夜の竹田城
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今日は、車の模様替え。スタッドレスタイヤに履き替え作業を行いました。
大きく重いタイヤ交換作業ですが、これで少しは安心して雪道も走れます。
それと、先日早朝4時、撮影に出かけようと車のドアーロックを解除しようとするのですが、
一向に車が反応しません。
朝の冷え込みもあって、キーのリモコン用電池が弱っているのです。
このまま、鍵で車を開けるとクラクションが鳴り続け、
マンション中の寝ている人を起こすことになります。
仕方なく、スペアーキーを取りにまた部屋まで戻り、結局30分もロスってしまいました。
そのキーの電池交換です。
交換は簡単。自分で交換すると電池代¥300で済みました。

前置きが長くなりましたが、本日はまたまた”天空の城 竹田城”の話題です。
昨日、NHK広島放送局でこの竹田城の盛況ぶりのニュースを放送していました。
今年の訪問者は、昨年の倍の20万人だそうです。
すごい人気です。
多いときの駐車場は1時間半待ちになり周辺への迷惑駐車も増え地元の方々がお困りの様です。
これでは、雲海なんか見ることが出来ないですね。
今年は、距離もありなかなか行けそうにありません。
よって、昨年撮影した夜の竹田城を紹介します。

明日は雲海が発生するだろうと、予測を立て何回か夜の竹田城にチャレンジしました。
皆さん、考えることは同じで深夜0時でも先客のカメラマンがおられる日もありました。
深夜の撮影は、長時間露光やインターバル撮影をするのですが、
撮影中、下からLEDの強力ライトで照らし上がって来られる方もおられ、
なかなか満足の行く撮影が行えません。
ここ竹田城は、深夜にも雲海が発生します。
雲海が出れば、地上の光が雲を下からを照らします。
これは、南側の右手に播但有料道路の料金所があり、
その明かりが、雲をを照らしオーロラの様に輝きます。
北側も、国道の照明が雲を下から照らしてくれます。
しかし、いつもきれいな光線状態とは限りません。
雲の厚みが、適度の厚みでないときれいには輝きません。
雲が薄ければ、ライトが写るし、濃ければ光が弱く白い雲しか写りません。
これも、自然の成せる業です。

雲が厚いとこの様な感じになります
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北側の光景です。この日は流星も写ってました
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オシドリ
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京都のある大きな公園の池に、12月になるとオシドリが入るという。
しかも、池に写る紅葉とオシドリのコラボレーションで見事な色合いの写真が撮れるという。

池の周りには、黄色、オレンジ、そして赤とさまざまなに色づく木々が植えられている。
天気のいい日には、そのさまざまな秋色が水面に反射し綺麗に写む。
ここのオシドリは、野生で毎年数十羽がこの池にやってくる。
そうです、その時期のこの公園は紅葉真っ盛りの時期でもあります。
池周辺には、クヌギ、カシ、ナラといったいわゆるドングリの実をつける木がいっぱいあります。
これだけ多くのドングリがあるのなら、オシドリもやって来るはずです。

野生のオシドリを撮影するのはたいへんである。
何年も前に、冬のオシドリを撮影するため綿密に彼らの動きを観察し撮影に挑んだことがある。
まだ薄暗い寒い早朝、川縁にブラインドを張って下流から上がってくる彼らの到着を待つ。
気温は-3度、寒さから川霧が所々に漂う。
しかし、肝心のオシドリが来ない。何かおかしい。
観察では、この場所には数十羽が対岸のドングリを食べにやってくるはずであった。
彼らの居る下流から、私のブラインドは見えないはずである。
すると、上空に2羽のオシドリが時々飛来し、通り過ぎては戻って行く。
そうです、彼らは偵察にやって来ているのです。
それだけ、野生のオシドリは警戒心が強いのです。

見事な飾り羽根の雄
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杭の上で雄と雌
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秋色の水面で
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レンジャク
キレンジャク(上)とヒレンジャク(下)
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昨日、雪が舞う中少しだけ撮影出来たレンジャクの写真をご紹介します。
カンボクの実がほとんど残っていない中、赤い鳥を求めうろうろ。
すると友人から、携帯電話に『少しだけ実をつけている木にレンジャクがいるよ』と電話が入りました。
レンジャクにはカンボクの実が絵になります。
早速、その場所に行くと身を隠す場所が無く民家の裏からの撮影でした。
その民家のおばさんに、挨拶し民家裏の田んぼの脇から撮影させていただきました。
この地の住民の皆さんは、いつも好意的でよそ者の私達を快く受け入れてくださいます。
ありがたいことです。

ちょっと撮影距離がありましたが、朝の柔らかな光とスッキリときれいな背景。
トリミングして、日本画的な雰囲気の写真に仕上げてみました。
いかがですか、邪魔な枝がありますが色合いや光線状態が僕的にはお気に入りです。
早速、我が家の玄関画廊の模様替えに使いました。
いつもこの様な感じの写真を撮ろうと心がけてはいるのですが、
なかなかそううまくはいきません。

雪も降ったりやんだりを繰り返し、チャンスも少なかったですが収穫があった一日でした。

キレンジャク
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キレンジャク
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ギンザンマシコ
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先日、我がフィールドでは滅多に見れないものが現れた。
電話で連絡を受け、早速撮影に出かけた。
我が家からフィールドまでは約80km近くある。車で約1時間半かかる。

到着すると、友人がわざわざ私の到着を待っていてくれて詳しく動きを教えてくれる。
そう言う情報は、撮影する際ひじょうに参考になる。感謝感謝である。

しばらくすると、お気に入りのカンボクにひょこり止まっている。
もう、ほとんど実が残っていない。
この鳥一羽が、この木の実をすべて食い尽くす勢いで食べている。
先日、キレンジャクの記事でカンボクの実はキレンジャクとツグミぐらいしか食べないと書いた。
このギンザンマシコも食べているではないか。
早速、訂正しなければいけない。
それにしてもすごい食欲である。

最初、この鳥を見てこれってギンザンマシコ?と思った。
確かに、大きさも大きくギンザンマシコである。
しかし、この鳥があの北海道のギンザンマシコと同じか?
その疑問は、この鳥のオレンジがかった色合いである。
オスは紅色で幼鳥も薄い紅色。
この固体は、どちらかというとメスだろう。
しかし、ギンザンマシコのメスは、黄緑かかったオリーブ色である。
この固体は、幼鳥と思われるが、メスの幼鳥はオリーブ色が薄く、
こんなにオレンジ色は出ないと思うのだが・・・
それに、体つきも少し小さい。
そのためか、クチバシが少し小さく感じる。
いずれにせよ、ギンザンマシコのメス幼鳥を見たことが無い私には否定する知識も無い。

亜種でコバシギンザンマシコというのがロシアにいる。
Webで検索すると気になる記事があった。
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/sakubon0204/view/20121126/1353993445
これは、最近11月22日に北海道新聞に載った記事で天売島で撮られた写真。
この固体と似た色合いに見える。

この固体が、コバシギンザンマシコか普通のギンザンマシコかは私にはわからないが、
ギンザンマシコには違いない。
もちろん、我がフィールドでは初記録。
広島県では、1986年12月30日南原峡で発見されて以来、26年ぶりの記録である。
今日も、確認に行ったが29日朝までは見られたらしいが、もう姿は無かった。

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