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 見出しの写真はハヤブサ

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FalconHY

Author:FalconHY
広島県在住。
野鳥を中心に自然写真に取り組んでいるブログです。
過去に撮影した写真もおりまぜ、いろいろな話題を紹介しております。
*写真等の無断使用はお断りいたします*



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ハイタカの渡り
ハイタカ140322-0691_convert_20140329141442

このところの暖かさで我が家周辺も一挙に桜が・・・
数日前は、まだつぼみだったのに。
5分咲き、7分咲きを飛び越え満開に。

今回は、ハイタカの春の渡りです。
この時期、多くのハイタカが西に向け旅立つ。
それを狙って来たが、見事に期待が外れた。

昨年も、一度訪れたが見るポイントも分からず、
高い空を飛ぶハイタカに失望し、1時間足らずで引き上げた。

今年は、少し見るポイントを聞いてやってきたが、
やはり、鳥までの距離があり、満足な撮影が出来なかった。

ここは、最高標高66mと低い山しかない。
そのため、渡る個体はずいぶん手前から結構高い高度でやってくる。
中には、近くの林に降り立ったハイタカが時折近くを飛ぶことがある。
それと、一旦西を目指し島を飛び出した個体が、渡るのをやめ引き返してくるものがいる。
その時、海から低く戻って来るのが楽しめる。
たしかに、そのような個体を見るケースがあるが、私はそのような個体を見たのは数回だけだった。
しかも、一瞬にして林へと消え去ってしまう。
日が悪いのか、運がないのか、納得できないハイタカの渡りであった。

ハイタカ140328-1383_convert_20140329200150

ハイタカ140328-1446_convert_20140329141037

近くの岩礁にはウミウに混じって少数のヒメウが(ヒメウ:上部左端と右端)
ヒメウ&ウミウ140322-0652_convert_20140329140948

ナベヅル4羽が突然の飛来です
ナベヅル140327-1141_convert_20140329221535

テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


コチョウゲンボウのダンス
お食事中のコチョウゲンボウ
コチョウゲンボウ140321-8025_convert_20140324140032

一旦見失ったコチョウゲンボウのオス。
さっきまで姿が見えなかったが、田んぼの土塊に居るではないか。
いったい、何処から舞い戻ったのだろう。
見ると、いつの間に捕えたのか足元に何かを押えつけ、しきりに羽根をむしっている。

よし、お食事中ならば簡単には飛ばれまい。
*猛禽類が獲物を捕獲し、地上に降り立っている時のアプローチについて
 ポイントは、獲物を一口でもいいから食べさせてあげる
 それまでは遠くで待機。
 焦る気持ちを抑え、我慢、我慢。
 羽根をむしっている最中に、不用意に近づくことは、飛ばれる確率は非常に高い。
 一旦、肉片を食べさせることにより比較的近くで撮影できる。
 しかし、その際も急激な動きなどは厳禁。
 ゆっくり落ち着いて撮影に挑む。
 車をゆっくり移動し、撮影ポイントに着ける。
 連続したシャッターは、撮影距離が近いとその音で嫌われる。
 そのため、出来れば単発か数枚のカットでシャッターを切る。
 相手が少しでも警戒する素振りを見せたら、シャッターを切らず動きを見守る。
 そして、落ち着いたらまた撮影に入る。


獲物の頭はすでに無く、羽根の模様からカワラヒワのようである。
約5分ぐらいで獲物を平らげてしまった。

その直後のことである。
彼は、土塊の上で突然足踏みを繰り返す。
右足、左足と交互に地面を叩くような仕草を繰り返す。
時折、クチバシをぬぐう仕草もする。
まるで、土塊の舞台でおいしかった『喜びのダンス』を踊っているようにも見える。
汚れた足を、土でふき取っているのだろうか。
この動きは、果たして何をしているのだろう。

後から、その動きを動画に撮っておけばよかったと思っていたが、
メモリ内の動画を確認していたら、動画の一シーンにそのダンスシーンが入っていた。
それがこれです。


小さな猛禽ですがその狩りは見事です
コチョウゲンボウ140321-8085_convert_20140324140111

彼ももうすぐ旅立ちを迎えます
コチョウゲンボウ140321-8700_convert_20140326111151

テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


コチョウゲンボウ雄
小さな土塊に止まるオス
コチョウゲンボウ140321-0022_convert_20140325220009

春分の日、干拓地の猛禽を求め車で流す。
もう、冬鳥の猛禽類はそろそろ旅立ちを迎える時期だ。
今年は、アトリが極端に少なくそれを狙う猛禽も少ない。

すると、田んぼ一枚隔てたところに何やら青っぽいものを見つけた。
あっ、あれはコチョウゲンボウのオスに違いない。
先日、メスをクリアーしたので今度は待望のオスを撮らせてもらえそうだ。
これが今期最後のチャンスかもしれない。
はやる気持ちを抑えながら、車を遠巻きに回しカメラをドアにセットする。
そして、彼が降りている田んぼに人間がゆっくり歩く程度で車を近づける。
まだ居る、まだ居る、と確認しながら撮影距離を詰める。
この時が一番緊張する。

彼は、カクサンが先日撮影された少し若い雄の個体のようだ。
ヤングアダルトでも羽根はブルーグレーで綺麗だ。
以前、ここでオオカラモズ撮影していた時にたまたま双眼鏡に入った固体だろう。
あの時は、車で近づいている最中にどこかに飛ばれてしまった。

しばし撮影していると、彼は上空を気にしだした。
すると、突然飛立った。
『何が起こったんだ!!』
ファインダーから目を放すと、チュウヒらしき鳥が飛び去っていくのが見えた。
あ~ぁ、もう少し付き合いたかったな。

再び探すこと15分。
居ました。

小さくかわいい鷹だがハンティングの名手でもある
コチョウゲンボウ140321-9952_convert_20140325220027

一旦見失ったが再び土塊に
コチョウゲンボウ140321-7984_convert_20140326103636

テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


北の風 晴れ時々雨
画面中央下に私の影が・・・まるでブロッケン現象の様だ(iphoneのパノラマにて撮影)
名称未設定140321-0574_convert_20140323201124

春分の日、ポカポカ陽気と思ってフィールドへ。
いつもの防寒着から、少し薄手の上着でフィールドに向かう。
朝、雲は多めながら時々晴れ。
北西の風強く。
これが春分かい!!
春めいた気候を期待したが大外れであった。

夕刻、いつものポジションに陣取る。
しかし、時折雪雲のような雲が現れパラパラと雨が降る。
雲が東へと去ると、一変して陽が射してきた。
すると、東側に大きく見事な虹が・・・
持参している24-105mmでは、全体が入りきれない。
すると、現地のちっちさんが携帯のパノラマ機能で見事な虹をとらえられていた。

その直後、ハイイロチュウヒが現れる。
たった今まで、一緒にいたカクサンが車でハイイロチュウヒのパトロールに行かれた直後だった。
現場には、カクサンの三脚だけが寂しくたたずんでいる。
それを見て、りん君が『テルテル坊主だ!!』と・・・
なるほど、テルテル坊主に見える。
ハイイロチュウヒは少し飛んでねぐら場所に降り立った。
すると、カクサンの車が戻ってきた。

テルテル坊主が寂しそうにたたずんでいた
テルテルボウズ140321-8833_convert_20140323201221

17:53分久々に早くお帰りのハイイロチュウヒ
ハイイロチュウヒ140321-0242_convert_20140324202620

テーマ:いろんな写真 - ジャンル:写真


春の使者『ツバメ』
この動きがなかなか捉えられない
ツバメ140321-9896_convert_20140323172915

あれっ、オオカラモズの姿がない!!
今日は、オオカラモズの朝の飛び出し時間に到着できず、確認できていない。
いつもの場所を探すも、オオカラモズの姿がない。
2時間ばかり、立ち回り場所をうろうろするも、居るのはモズ君だけ。
もう、すでに旅だった可能性が高いですね。
後にお会いした地元の方の話では、木曜、金曜、土曜と姿を見られないという。
ずいぶん、楽しませてくれたオオカラモズです。
来年も、出会えることを祈ってます。
いつかは、このような日が来ると思っていたが、居なくなると寂しいものである。
*ちなみにチフチャフ君はまだ居るようです。

気を取り直し、周辺を目を向けるとツバメが十数羽飛び回り餌捕りをしていた。
今春、初ものである。

500mmを手持ちで振り回すが、ツバメとはいえファインダーに捉えるのは至難の業である。
飛ぶ鳥の中で、一番の強敵かもしれない。
飛ぶスピードも半端ではなく、それに上下左右縦横無人に動くからである。
あの、時速300km/hで飛行するといわれるハヤブサはスピードは速いが被写体がある程度大きい。
それに、ツバメの様に急な動きはしない。
ハリオアマツバメも高速飛行するが、ある程度飛ぶコースが読めるのでツバメ程難しくない。
一方、アマツバメは近接での撮影は行ったことがないが、
ツバメに近い動きをすると思われ、これも難しいだろう。
偉そうに言っているが、私も若くはない。
年と共にどの鳥も歩留まりが悪く、その内飛ぶ鳥の撮影は出来なくなる日が来るだろう。
いや、もうそこまで来ているかも・・・


田んぼを低空飛行するツバメ
ツバメ140321-9877_convert_20140323172900

テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


フリーアーム
フリーアーム140205-0510_convert_20140205204946

以前、ネットで色々なサイトを見ていたら、このような物を見つけました。

その名も『フリーアーム』!
フリーというからには、色々な形に出来るのか?
だとしたら、これは何かに使えるかな。
何に使うのか?それは買ってからのお楽しみとしてさっそく購入。

今回購入したのは、UNから販売されている『UNX-7617』という物。
これと同じようなものが、キング、Manfrotto、ADTECHNOからも販売されている。
価格もピンキリ。
もっとも安かったのが、今回購入したUNから販売されている『UNX-7617』。
と、思っていましたが購入後、Amazonで同じようなもを発見。
商品名が違う『マジックアーム』とかで出品していた。
恐らく、作っているところは”Made in China”なので同じところでは・・・
しかも、そのお値段はUN製品の1/3程度で!!
しまった!!
11インチの長いの物もついでに、今度はAmazonで・・・
両方の商品、どう見ても同じ作り。
恐らく、同じ会社の製品で製品の検査で一級品と三級品に分けられ、
販売ルートや値段が違うのかも知れないですね。
しかし、Amazonから送られてきた商品は、この値段の差は感じられなかった。
最近、製品の完成度を見ると”Made in China”もバカに出来ないと思う。

この商品、購入して驚いたのはその名の通り色々な形に変化出来るのである。
中央のノブを緩めるとすべての関節がフリーになり、ノブを閉めるだけですべての関節やミニボールが固定される。

色々な形に変化できます
フリーアーム1_convert_20140205205009

フリーアーム_convert_20140208204720

テーマ:★カメラ&レンズ・機材 - ジャンル:写真


もう、サクラ!
オウトウ咲く
桜桃140312-9339_convert_20140312193849

今日は、日中は暖かく汗ばむ陽気になりました。
冬と春が戦っているのを感じます。

散歩中、梅とは違う花を見つけました。
えっ、もうサクラが咲いている?
河津桜でもないし。
しかし、これは確かサクラの樹皮だし・・・

近くの梅は満開になっている。
天気もいいし暖かそうなので、散歩をかねてカメラ持参で。
すると、満開のウメの向いにサクラが咲いているではないか。
しかし、このサクラ何かが違う。

このサクラ、昨年5月にこのブログでも紹介しましたが、サクランボの実がなるサクラなのです。
サクランボの実をつけていたときは、当然花は散り葉っぱだけになっていました。
このサクラ、品種はオウトウ(桜桃)と言われ、和名は『セイヨウミザクラ(西洋実桜)』という桜なのです。
ソメイヨシノとかの桜の花に比べ、やけにおしべが長いです。
調べるとこのオウトウ、自家不和合性といって自分の花粉では結実しない品種だそうです。
自家受粉を防ぐために、おしべを長く進化させた形になったのではと思いました。
近くにいくと、いい香りを出しミツバチたちが盛んに花の蜜を集めていました。
『ミツバチ君、いっぱい受粉してよ!!』って応援しておきました。
果たして、今年も甘酸っぱいサクランボがなるのでしょうか。
楽しみです。

昨年5月、立派なサクランボがなりました
サクランボ130511-2019_convert_20140312193755

桜の花の蜜を集めるミツバチ
桜桃140312-9439_convert_20140312193923

桜桃140315-9839_convert_20140315225418

テーマ:花・植物 - ジャンル:写真


ミツバチたちも
花の蜜を集めるミツバチ
ミツバチ140312-9302_convert_20140312212302

今日の深夜2:06、びっくりして飛び起きました。
『地震!!』と、飛び起きたのはいいのですが、さてどうする?
なかなか揺れが止まりません。
『これ以上、大きな揺れになればやばいかも・・・』
と思ったら止まりました。
被害は、玄関に飾ってある写真額一枚が落ちました。
しかし、あまり大きな被害が出なくてよかったです。
地震はこわいです。自分ではどうすることも出来ないので・・・
大丈夫?メールいただいた方々、有難うございました。

12日、期待した春一番は吹かなかったが昼間の気温が16℃と比較的暖かな日でした。
近くの、梅の花が咲いている川沿いを探索です。

紅白のウメも満開です。
サクラは、芽を徐々に膨らませ何時でも開花できるように準備している様子でした。
花の近くに行くと、いい香りがします。
そこに、数匹のミツバチが花から花へと蜜を集めていました。
そのミツバチ、よく見ると後ろ足に黄色く小さな袋状のものを着けている個体と、着いていない個体もいます。
時々、ミツバチを目にはしますが、これは果たして何なのか?
皆さんは、お分かりになりますか?
調べてみると、これは『花粉だんご』と、おいしそうな名前がついていました。

ミツバチが花の蜜を集める際、大量の花粉が体毛に付着します。
その体毛に付着した花粉を、ミツバチは集めた花蜜を少し出し、飛びながら花粉を集めて団子状にします。
そして、そのだんごを後ろ足にある袋に貯めていきます。
この、花粉だんごを入れる袋は「花粉かご」と呼ばれています。
その体毛に付着した花粉で、花達は受粉をするのですが、
この花粉、ミツバチ達にとっても重要な食料にもなります。
そのかごいっぱいに、花粉を入れ巣に持ち帰ると、巣の中で働くハチ達に届けられます。
巣の中で働くハチ達にとって、その花粉は貴重なタンパク源になります。
(参考資料:Wikipedia山田養蜂場より)
調べてみると、奥が深く知られざる世界でした。

後ろ足に小さな黄色い袋状のものが見えます
ミツバチ140312-9373_convert_20140314112824

この個体の後ろ足には袋状のものは見当たりません(昨年3月撮影)
ミツバチ130322-8798_convert_20140314112450

後ろ足に大きな黄色い袋状のものが着いています(昨年3月撮影)
ミツバチ130322-8788_convert_20140314112436

テーマ:昆虫の写真 - ジャンル:写真


ねぐら入り
尾羽を綺麗に広げランディング
ハイイロチュウヒ140311-9271_convert_20140313101345

よし、今日はハヤブサだ!!と行ったのはいいが・・・
1時間、また1時間と待ってもハヤブサの姿がない。
本来ならこの時期、メスは営巣場所付近に居るはず。
その気配すら感じない。

諦めて帰途に着こうと思ったが、
少し遠回りして、ハイイロチュウヒのねぐら入りでもと国道を走らせた。

17:29、珍しくチュウヒが早いお帰りだ。
時間を追って一羽、また一羽と返ってくる。
夕飯にありついたのか、ソノウがパンパンに膨れている。
この日の日没は18:14。
まだ時間がある。

18:00を知らせる鐘が遠くで聞こえた。
そのすぐあと、キャベツ畑からハイイロチュウヒのオスがねぐら場所に入ってきた。
まだ、陽は山の上にある。
よし、今日はチャンスだ!!
しかし、ハイイロチュウヒはさらっと南側だけを2回ほど回って早くもランディング。
『何!!もう降りるのかい!!』
しかし、まだ明るい。
誰か彼を飛ばしてくれ!!

その願いもむなしく、日没を迎えあたりはすっかり暗くなった。
この日は、走行距離404kmのプチ遠征でした。

珍しく早いご帰還のチュウヒ
チュウヒ140311-9216_convert_20140312102854

今日も愛想がなかったハイイロチュウヒ140311-9268_convert_20140312102808

テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


コチョウゲンボウ
コチョウゲンボウ♀
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農耕地をうろうろと車で流していたら、遠くの田んぼに一羽の猛禽を発見。
ゆっくり車で近づくと、それはコチョウゲンボウの♀であった。
出来ればオスと言いたいところだが、『まずは、メスからだ!!』と言ったところかも。

こちらを気にはしていたが、すぐさま飛ぶ様子でもなかった。
しばらく、その様子を撮影。
数枚シャッターを切ったが、その音が気に食わないのか、背中を向け飛んでしまった。
その足元には、ヒバリがしっかり捕まれていた。
お食事前だったようです。
『もぅ、邪魔しよって!!』と、いう感じであった。
『ごめん、ごめん。今度は、おやじさんをお願いしま~す。』と、
飛び去ったコチョウゲンボウにお願いした。
もちろん、彼女からは返事もなかった。

足元にはヒバリが捕まえられていた
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オオタカとのご対面
モノトーンのオオタカ
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久しぶりに撮影したオオタカである。

先日、フィールドで『オオカタカがよく止まる木がある』と、友人のFさんから教えてもらった。
Fさんが撮られたそのオオタカの写真も、見せて頂いた。
この近辺には、昔も今もよく訪れるがその場所にはあまり訪れたことがない。
いつかは、私にもチャンスが訪れるかも知れないと思っていた。
しかし、幾度となくこの地を訪れては確認するが、オオタカの姿はなかった。

先日、友人と落ち合うまで時間があったのでそのあたりを見回った。
すると、その木に大きな鳥の姿が・・・
肉眼でもはっきりと見えた。
トビかと思い、双眼鏡で確認するとそれは待ちに待ったオオタカの姿ではないか。
大きさからメスの様だ。

あせる気持ちを抑えながら、車をゆっくり、ゆっくりと移動する。
そして、彼女からブラインドになる位置に車を止め機材を取り出した。
そのまま、車で近かづこうと思ったが、手前の木が邪魔になりその木の前まで移動し、
車から彼女が見える位置まで近づくと近すぎて飛ばれるかも知れない。
よし、少しづつ歩きで撮影しようと三脚を担いで一歩、また一歩と彼女の見える位置に移動した。

さすが、日本を代表する鷹。
その姿を、彼女は見逃すはずがなかった。
後ろを向いていた彼女が、首を伸ばし体を左に向けた。
やばい!!飛ぶかも。
しかし、ここで引き下がっても彼女は飛ぶ。
一か八か、この場所で一枚、また一枚と慎重にシャッターを押す。
飛びそうな彼女だったが、いわゆるエンゼルポーズしただけであった。
安心したのもつかの間、数秒後予想通り彼女はテイクオフ。
私の前を、ゆうゆうと山に向かって飛び去った。

飛ぶかと思いきやエンゼルポーズでした
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こちらを警戒し尾羽を上げた
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またな~!と言いたいが、次はあるのか?
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ハイイロチュウヒの個体識別
個体B:尾羽の一枚が短く少しめくれ上がっているのがわかる
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2月28日、ハイイロチュウヒのねぐら入りを見て、オスが2羽飛んでいるのを確認した。
その個体識別を、先日のブログで”顔の隈取が違う”と記事にしました。

このねぐら入り、土日ともなれば地元の野鳥ファンの方も撮影に来られます。
その中に、小学3年生の小さな野鳥カメラマン”りん君”がいます。
いつもお母さんと一緒に、大人達に混じり、気に入ったシーンにカメラを向けます。
そのりん君、昨日ハイイロチュウヒのねぐら入りを観察していた時、
『もう一羽のオスは、尾羽が1枚抜けているように見える』と言う。
私は、撮影しているときは顔しか注視しないので気づかない。
撮影した画像を現像している時も、顔や両脇の模様に注目し尾羽の違いにまったく気づいていなかった。
この観察力には、頭が下がる。
早速、以前撮影した画像すべてを再度確認した。
2月28日PM15:36、珍しくまだ明るい内に、西から塩田跡に入ってきた個体の尾羽は、
一部が短く少しめくれ上がっているではないか。
この短い一枚の尾羽、抜けたあと再度伸びてきている途中のようだ。
直近の2月23日の写真や、過去の写真を確認するも、そのような個体は見当たらない。
やはり、この個体は2月末日に入って来たのではないかと思われる。

個体A:目の下の隈取がはっきり見えすべての尾羽が綺麗だ
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2月28日撮影の個体B
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2月28日撮影の個体B
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テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


雄ジロ?と雌ジロ?
春らしい色合いの背景で
オジロビタキ140303-8065_convert_20140306075748

見出しのタイトルはオスジロと読むのではなくオジロと読みます。
従って、雌ジロはメジロと読みます。

オジロ君は、久しぶりの撮影です。
本名”オジロビタキ”、英名はRed-breasted Flycatcher(咽が赤いヒタキ)となっています。
英名では、尾が白いヒタキ(White-tailed Flycatcher)とは言わないのです。
和名”オジロビタキ”の由来は、尾羽の外側4枚に半分ほど白い部分があるからです。
尾羽を閉じている時は、その白い部分は見えません。
それが見えた人は、ラッキー!!です。
英名はその名の通り、オス成鳥の咽の部分がオレンジ色だからです。
オスの成鳥は、一度もお目にかかったことがありません。
なかなか、日本にはやって来てくれません。
メスや幼鳥は、その咽の部分がオレンジ色ではなく白色です。
大きさは12cmと小さく、最近にぎわっていた”チフチャフ”と同じ大きさです。
色合いはパフ色で、地味な小鳥ですが、ヒタキ特有の大きな目に愛嬌あるしぐさ。
何処でも、皆さんの人気者です。

この日の、天気は快晴。
影や、コントラストが強く現像に苦労しました。
しかも、あちらにこちらにと飛びまくり、三脚なんぞ持っては行ったがまったく使えません。
それなら、手持ちだと久しぶりの500mm手持ち撮影。
日頃の運動不足で、腕が・・・足が・・・呼吸までも・・・

そこに、もう一種類違う小鳥が居ました。
それはメジロさん達です。
♂か♀かはわかりません。
5羽ぐらいは、居たようです。
しかし、彼らもじっとはしてくれません。
どうにか、世間で言う”ウメジロウ”を撮影出来ました。

和名の由来となっている尾羽の両脇に白い部分が少し見えます
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尾羽を上げるしぐさがかわいい
オジロビタキ140303-8093_convert_20140305213427

ウメジロウ
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メジロ140304-9058_convert_20140306083106

メジロ140304-9070_convert_20140306083322



テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


春は梅から
日本画的に
ウメ140304-8998_convert_20140305130901

日本人は、梅や桜が大好きである。
それは、淡い色彩の花が咲き、日本人の穏かな性格とマッチするからだと思う。

広島県は、”梅のスポット”が少ない。
そこで、梅といえば有名な所では”天神さんの梅”である。
受験シーズンと重なって、梅の時期は多くの人が訪れる場所でもある。
お隣の山口県には、日本三大天神の一つとなっている防府天満宮がある。
日本三大天神とは、福岡県の大宰府天満宮、京都の北野天満宮、それに山口県の防府天満宮である。
関西在住の折は、京都の北野天満宮に梅の撮影に訪れた。
一度は、山口県の防府天満宮の梅も撮影したいと思っていた。

この防府天満宮、防府市内の少し小高い丘の中腹にある。
こじんまりした天神さんである。
平日とは言え、多くの梅見客であふれかえっていた。

天満宮は枝垂れウメが多い
ウメ140304-9010_convert_20140305130918

記念樹の中に枝振りのいい梅がありました。
背景は青空でしたが色を抜いて盆栽風にしてみました

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白梅と紅梅
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テーマ:花・植物 - ジャンル:写真


動きまくるチフチャフ
ワーィ、ワーィ、僕の動画だ!!
チフチャフ140222-7383_convert_20140226135711

ずいぶん、春めいた気候になってきて、
上空ではヒバリさんが盛んに『春だ!春だ!春が来た!!』と鳴いています。
ひょっとして、チフチャフ君まだ居ればさえずるかも?
と、淡い期待で3月4日行ってきました。
まだ、居ました。
ジョウビタキのメスは相変わらず居ましたが、
カメラマンは一人も見当たりませんでした。
さえずっているのは、上空のヒバリさんと、カイツブリさん、そしてバンさんだけ。
そして、クイナ君が私の車のナンバープレートを見てか、
『遠方から、わざわざお見えになってそれは残念でしたね』と、
大サービスに出てきてくれてました。
クイナの撮影は、何年ぶりでしょうか。
もちろん、デジカメでは初の撮影です。

先日、チフチャフの動画撮影をと、無謀にもチャレンジしました。

やってみなければわかりません。
まぁ、ちょこまかちょこまかよく動き回る鳥です。
この日の撮影は、Panasonic-GH3にCanonNFD50-300mmF4.5L+FD1.4x
(実質150mm~840mm相当の画角になります)を装着しての撮影です。

まず、ズームを引いて出てくるのを待ち構えます。
そして、チフチャフ君が姿を現すとファインダーに素早く捉え、ズームアップしピントを合わせます。
そして、動く方向にカメラを動かし、またピント合わをします。
チフチャフ君がファインダーから消えると、もう何処に行ったのかわからなくなります。
チフチャフ君、色は葦と同じ色合いで、すごく分かりづらいです。
しかし、彼はじっと止まってはいません。
すぐ動きだすので、容易に見つけることが出来ます。
そこをすかさず、ファインダーに捉えピントを合わせるといった繰り返しです。
彼が出ている間は。休むことが出来ません。
非常に疲れる撮影でした。

撮影を終えての反省点ですが、レンズが小型のズームだったので、
油圧雲台をマンフロットの503HDVを装着した三脚にしたのが失敗でした。
カメラの動きがぎこちなく、素早い動きについて行けなかったです。
それと、アップを狙いすぎた。
すぐに、ファインダーから行方不明の連続でした。
小さな鳥なので、もう少し引いて追いかけたほうが見失うこともなかったかも・・・
11シーンを繋ぎ編集し3分間の動画にしました。
鳥の動きに追いついていない醜い動画ですが、精一杯撮影した結果です。
ご覧下さい。



静止画は何とか撮れるが・・・
チフチャフ140222-7521_convert_20140227174618

昨日撮影したクイナです
クイナ140304-8840_convert_20140305104300

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ハイイロチュウヒ
ハイイロチュウヒのオス
ハイイロチュウヒ個体A140222-6872_convert_20140302105713

先日、久しぶりにハイイロチュウヒのねぐら入り撮影に。

神奈川県の友人が、わざわざオオカラモズを撮影しに新幹線でやって来た。
オオカラモズを撮影し終え、せっかくだからとこの地域のハイロチュウヒのねぐらへと案内した。
15:00、その日はPM2.5や暖かなこともあり少しかすんだ曇り空。

到着するや否や、ハイイロチュウヒのオスが珍しく早いご帰還である。
ラッキー!!と思いきや、すぐにねぐらに舞い降りた。
その後、しばらく動かず。

そして17:30頃、近くに居たノスリがハイイロチュウヒを飛ばせてくれた。
それから乱舞が始まると思いきや、期待に反し西側へと姿が消える。
17:58ハイイイロチュウヒが西側の左から侵入する。
18:10頃まで飛んではくれたものの、肉眼でも見えない暗さ。
もう、撮影は無理だ。
一緒に見ておられた皆さんも帰途につかれた。

友人と、話をしながら機材を片付ていると、チュウヒが一羽、また一羽と計5羽が返ってきた。
その時、一羽のハイイロチュウヒが飛んでいるのを発見。
先程舞い降りた個体が飛んだのかと思いきや、
その後ろに、もう一羽ハイイロチュウヒの姿がある。
『二羽居る!!』驚いた。
今まで、一羽しか居ないと思っていたハイイイロチュウヒのオスが二羽になっていた。
この時期、移動の次期でもあり、移動個体が入ったのかもしれない。

翌日、またいつもの皆さんと二羽の個体確認である。
今日は、17:28のご帰還である。
しかし、前日と同じようにPM2.5の影響かもやがかかりすっきりしないお天気である。
しばらく飛んで、舞い降りる。
その後、数分後だと思うが東南の方角から一羽のハイイロチュウヒのオスが飛来した。
舞い降りた一羽は、飛んだ形跡がなく、これは?と、皆さん半信半疑の状態である。
この個体もしばらくし、先に返ってきたオスの少し先に舞い降りた。
その後、もうダメかと思ったとき、一羽の若いチュウヒがご帰還。
その時、ハイイロチュウヒの一羽が飛び出した。
しばらく、飛んでいる固体を双眼鏡で追いかけていると、
右側からその時もう一羽がクロスするように飛んで来た。
これで皆さん、二羽居ることに確信を持った様である。

写真で、個体識別できればいいが何せこの暗さである。
私のカメラや腕では、もう限界を超えている。
『もう少し早く!!』、それは皆さんお同じ願いでもある。

撮影した個体を、トリミングしノイズ処理しどうにか個体別に分けてみた。
個体の差は、脇の斑点と一生懸命確認したが、見る角度によっては判別不能。
そこで諦めかけたが、顔を見るとその違いが・・・
それは、顔の目からクチバシにかけての隈取のような白っぽい輪郭が、両者違うことに気がついた。
昨年11月に渡来した個体(個体Aとする)は、顔の輪郭が白っぽく隈取されているようにはっきり見える。
その点、新しく入った個体(個体Bとする)は顔はすっきりしており、
目の上に少し白っぽい隈取は見られるが、くちばしにかけてはその隈取はあまり鮮明ではない。

個体A 目からクチバシにかけて白っぽい顔の隈取が目立つ(2014年2月23日撮影)
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個体B 目からくちばしまでの隈取がほとんど見られない(2014年3月1日撮影)
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チフチャフ
つぶらな瞳のチフチャフ君
チフチャフ140222-7393_convert_20140225084129

今回の話題は”チフチャフ”です。

以前から、いろいろな方から情報を頂き有難うございました。
しかし、”珍鳥”と聞いてもなかなか触手が動かない私です。
地元の友人からも、一度ぐらいは見に来ても・・・と、
誘われても腰を上げずにいました。

先日、遠方から久しぶりに友人が来た。
その時に、同行がてらに現地へ行きました。
その時は風が強く、チフチャフやツリスガラも出なかった。
それから次の週、風もなくいい日和なのでツリスガラやコクマルガラスを目的に再び訪問。
コクマルガラスは、残念ながら撮影できるところには居らず見るだけで終わった。
その後、チフチャフやツリスガラがいる葦原に到着すると『今までうろうろしていたのですが・・・』
と、いつもよく聞く挨拶代わりのセリフだった。

私の目的は、チフチャフよりはツリスガラである。
葦原にはオオジュリンの姿を多く見かける。
しばらくすると、あの特徴ある『ツィー』というツリスガラの鳴き声が聞こえた。
しばらく、そのツリスガラを撮影していたら『あれでは?と大きな声がした』
見ると、それはウグイスでした。
ツリスガラを撮っていた私には、このウグイスがすごく大きく見えました。
そして、少しして、『出ましたよ!!』と、
少し離れたところの方が、私に知らせてくださいました。
せっかくだから、どれどれとカメラを向ける。

ちょこまかと、動きまくるチフチャフ。
うわさには聞いていたが、実に動きが早い。
しかし、結構手前の倒れた葦に止まる。
一瞬だが、撮れないことはない。
何枚か手ごたえがあったので、その日は引き上げることにした。
帰りの車中、あの動きビデオは無理かな?と考えた。
いや、何シーンも撮影し、それらのシーンのいいところを繋ぎ編集すれば何とかなるかな。
よし、次の撮影は動画だ!!と決めた。

最初に出てきたのはウグイスでした
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ムシクイらしい地味な色合いだがかわいい
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抜けていた尾羽も今では綺麗に
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