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 見出しの写真はハヤブサ

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FalconHY

Author:FalconHY
広島県在住。
野鳥を中心に自然写真に取り組んでいるブログです。
過去に撮影した写真もおりまぜ、いろいろな話題を紹介しております。
*写真等の無断使用はお断りいたします*



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”ミラバケッソ”
思わず”ミラバケッソか?”と・・・
ミラバケッソチュウサギ150422-2425_convert_20150427115101
ミラバケッソとはクラレが開発した”来にる新材”。そのマスコットキャラクターになったアルパカです。

レンゲ畑のサギを探していると、一際大きなダイサギ発見。
と、いっても正確には”亜種チュウダイサギ”と言われている大型のサギです。
このチュウダイサギは、ダイサギの亜種の一種で、
冬に日本に渡来するのは亜種ダイサギで日本では繁殖しません。
春先、日本で繁殖するため夏鳥として渡来するのがこの”亜種チュウダイサギ”という種類になります。
このチュウダイサギは、
アオサギより少し小さく、繁殖期には眼先の色が婚姻色の青緑色になるのが特徴です。

昨日に降った雨で、田んぼには結構な水が溜まっていました。
そこに、6-7羽のチュウサギと数羽のチュウダイサギの姿がありました。
その田んぼは、餌が豊富と見え、サギたちは餌捕りに夢中です。
一羽のチュウダイサギに狙いをつけ、車を横付け。
予想通りにこのサギは、餌を獲ってくれました。
なんと、そのクチバシにくわえた獲物は”ドジョウ”だったのす。

私の子供の頃は、大阪市内の田んぼにもまだドジョウが生息していました。
最近は、環境悪化で少なくなったと思っていますが、居るところには居るものですね。

それにしても、アマサギはまだ来ていないのはいいが、居るのはチュウサギとチュウダイサギ。
コサギが一羽も居ないのが不思議でなりません。
家の前の川にも、コサギの姿がありません。
この繁殖の時期、コサギは何処に?

夏羽の飾り羽を見につけたチュウダイサギ
チュウダイサギ150422-2428_convert_20150427114949

狙う獲物は?
チュウダイサギ150422-2431_convert_20150427115001

飾り羽が美しいチュウダイサギ。そのクチバシには”ドジョウ”をくわえていました
チュウダイサギ150422-2435_convert_20150427115018

テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


チュウサギ
レンゲ畑のチュウサギ
チュウサギ150418-0545_convert_20150427070818

この時期に、この場所にはお邪魔した記憶も無い。
しかし、訪れると、田んぼには見事なレンゲソウが咲いていました。
昔ながらの、春の田園風景に感動!!

何年も前から、レンゲ畑の中のアマサギを撮影したいと思ってはいますが、
なかなかいいシーンにはお目にかかりません。
この地域では、夏羽根のアマサギが飛来する頃には肝心のレンゲソウは田んぼにありません。

私が子供の頃、大阪でさえ春先にはレンゲ畑がいっぱいありました。
それは、レンゲソウがいい肥料になったからです。
最近は、化学肥料を使う農家が増え、レンゲ畑も少なくなりました。
ここ広島にも、私が住んでいる広島でもレンゲ畑を見かけなくなってきています。

何枚かの田んぼに咲いた、多くのレンゲソウ。
その一枚の田んぼに、一羽のチュウサギが餌捕りをしているを見つけました。
なかなかレンゲの中には入ってはくれず、周囲をうろうろ。
しかし、ピンクとグリーンの色彩の中、一羽の白い鳥。
春らしさを感じる写真が、撮影出来ました。

クチバシにまだ黄色身が残っている固体
チュウサギ150421-1671_convert_20150427070327

チュウサギ150422-2585_convert_20150427070429

チュウサギ150422-2671_convert_20150427070440

テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


キジの園
お花畑のキジ
キジ150421-2020_convert_20150423201227

友人から、野の花の中にキジが居るところがあると聞き案内して頂いた。
そこは、河口近くのクリークの中の農地。
農地といっても、人の手が入っていない空き地。
そこは、レンゲソウやナノハナをはじめ黄色の小さな花が咲く小さなお花畑。

案内され、車をゆっくり流しているとキジの特徴ある真っ赤な顔が見えました。
よく見ると、草の中に伏せて入るが時々赤い顔がキョロキョロと動く。
しばらく、車に乗ったまま観察をしているとキジは安心したのか体を持ち上げ草を食べ始めました。

あちらから、こちらからとあの特徴ある『ケーン』というおたけびが聞こえます。
ここには、結構な数のキジがいるようです。

しばらく撮影していると、陽が傾き陽射しが強くなり始めたので、この日の撮影は終了。

翌日、日の出と共に現場に。
すると、農道にキジの姿を発見!
その先、20mぐらい先にもう一羽キジの姿がありました。
”一触即発”、一瞬、緊張がみなぎります。
しかし、彼らは無駄な争いはせず、お互いに母衣打ちとにらめっこだけに終わりました。
ファインダー越しに見ると、朝の柔らかな光りを受け”素朴な田園風景”のような光景を感じました。

お花畑でおたけびです
キジ150421-2063_convert_20150423201245

路傍の雉
路傍の雉150422-2378_convert_20150423201300

この場所ではホオアカも繁殖しているようです
ホオアカ150422-2357_convert_20150424201108

もちろんヒバリさんもいました
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テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


コマドリ
コマドリ♂
コマドリ150415-8952_convert_20150416194401

少し前の話しになります。

この広島にも、渡り途中のコマドリが立ち寄りました。
友人からの知らせで、昨年は空振りだったコマドリ、早速行って来ました。

現地は、標高は低いがコマドリの生息環境よく似た山間の沢沿いに彼は居ました。
この広島では、コマドリはほとんどが通過個体。
広島県での繁殖は、ごく限られた山でしか確認されていない。
しかし、その繁殖も継続的ではないようです。

林道を歩くと、沢沿い辺りからあの特徴ある『ヒン、カラカラララ』とコマドリのさえずりが聞こえた時は、
疲れた体も癒されます。
彼らは、木の枝でさえずるより、苔むした岩の上や切り株といった比較的低いところでさえずることが多いです。
しかし、その姿を見つけるのは容易ではありません。

芽吹いた木立にも映えるコマドリです
コマドリ150415-9027_convert_20150416194419

彼にはコケの上がお似合いです
コマドリ150415-9332_convert_20150416194437

苔むした切り株にも
コマドリ150415-9465_convert_20150416194449

テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


日本丸のお見送り
多くの方が日本丸を見送りに来れられました
日本丸150421-1537_convert_20150422224339

21日、帆船”日本丸”が三田尻港から、次の寄港地長崎に向け出港する日です。
別の目的もあり、お天気も回復するだろうと、この出港を撮影することにしました。
出港の際、見送りに来られた方への謝礼の儀式で”登檣礼(とうしょうれい)”という儀式が見られます。
それを、是非見たいと撮影に出かけました。

『出港準備!』の館内アナウンスが流れると、実習生全員が甲板に整列。
そして、航海科教官から『第一登檣員、登り方用意!』の号令で、
左右それぞれ5名の実習生が、マストにあがる準備をします。
次に『のぼれ!』の号令で、勢いよくマストをのぼって行きます。
次に、『第二登檣員、のぼり方用意!!』の号令で、左右12名の実習生が続きます。
登檣員全員が、マストにたどり着くと『再び、あがれ!』の号令とともに左右のヤードに広がります。
舳先にも3名の登檣員がのぼります。
それと同時に、タグボートが”日本丸”を引っ張ります。
マストが左右に揺れます!!

舳先の一番先端の登檣員が向きを変えると、全員脱帽し帽子を胸に・・・
そして、先端の登檣員から『ごきげんよう~』と、ゆっくりとした口調で力強く大きな声で号令をかけると、
登檣員全員が一斉に帽子を持つ右手を挙げ『ごきごんよう~』と続く。
見送りに来られた方から、大きな拍手が・・・
鳥肌が立ちました。
感動物です!!
ここに来られた方全員が感動したのに違いありません。

近くに居られた、ご婦人は『何回見ても、この登檣礼は感動し涙が出るんです』と言われていました。
聞くと、岡山、広島、徳山、そしてこの防府と見学に行かれたとか・・・

お別れの日にふさわしいいいお天気になりました
日本丸150421-1478_convert_20150422224250

今話題の”ドローン”も日本丸を見送りに飛んでいました
ドローン150421-1629_convert_20150422224548

”あがれ~!!”の掛け声で訓練生が一斉にマストに登り始めました
日本丸150421-1512_convert_20150422224317

見送りに来た方々に謝礼を意味する最高の礼・登檣礼(とうしょうれい)でご挨拶です
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次の寄港地の長崎に向け出航
日本丸150421-1651_convert_20150422224410

登檣礼の動画です
(音声も入れてあります。風切音が入っていますが是非聞いてください)


テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真


夜の”日本丸”
ライトアップ・イルミネーションされた”日本丸”
日本丸150418-0775_convert_20150420095643

昼間の船内見学が終わり、夜のライトアップを待つ。
19:00過ぎには花火が上がる予定です。
イベント会場のアナウンスでは、約2100発もの花火が上がるらしい。
花火を入れての日本丸撮影。
その最適な場所はどこだ?
花火の打ち上がる高さもわからない。
花火が始まってからの、カメラ移動は困難だろう。
一か八かで、ポジションを決めた。

この日の日没は18:47。
18:00を過ぎると、日本丸に着けられたライトが点灯された。
まだ、あたりは明るく、日没まで地元のカメラマンの皆さんと談笑。

あたりが暗くなるにつれ、いつの間にか駐車場は満車となっていた。
19:15 対岸から花火が打ちあがりました。

花火の方向は、思っていた場所より少しだけ外れたが、花火の高さが思っていた以上に低い。
それでも、場所を移動せず何とか撮影。
途中、雨が降ってきた。
しかも、結構な雨が・・・
人間はいいが、カメラのレンズに雨の水滴がもろに付く。
途中、ハンカチで拭きながらの撮影でした。

現像してみると、この雨粒がいい効果を演出してくれた。

帆船”日本丸”と花火のコラボレーション(3枚コンポジット)
日本丸シーン2150418-_convert_20150420095658

黄金色に輝く日本丸
日本丸のマスト全体に広がる花火とその煙がファンタジックな光景を作り出した(3枚コンポジット)
日本丸シーン4150418-_convert_20150420095721

テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真


”太平洋の白鳥”
”太平洋の白鳥”帆船日本丸
日本丸150418-0595_convert_20150419214128

4月18日、山口県防府市三田尻港に接岸した”帆船日本丸”を見に行きました。
110名あまりの海洋実習生を乗せ航海途中、この三田尻港に入港しました。

この日は、朝方は雲が多かったがお昼頃には青空がのぞくいいお天気になりました。
昼間は、日本丸の甲板に乗船できるとあって、小さな子供さん連れの親子で賑わっていました。
実習生は、皆さん海洋系短大や大学生で20歳前後の初々しい青年達でした。

マストには多くのロープや木製の滑車が見られます。
いったい、何本のロープがこの船にはあるのでしょ。
まだ、私が小さかった頃、模型でこのような帆船を作ったことがあります。
その頃は、プラスチックのいわゆるプラモデルなどは少なく、ほとんどは木の模型でした。
難しくて、完成は出来なかった記憶があります。
木の甲板を歩き、巨大なマストを見上げると、その当時のことを思い出しました。

翌日の日曜日には、帆を張った雄姿が見られる予定でしたが、あいにく予報は雨。
その日の、夜のライトアップと花火を撮影し帰途に着きました。
その、ライトアップと花火の写真は次回で紹介します。

この日は、甲板だけですが見学でき多くの見学客で賑わっていました
日本丸150418-0583_convert_20150419214113

4本マストには多くのロープと滑車がつけられています
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マストのヤードにはロープ一本に立つ勇敢な実習生の姿がありました(私には絶対出来ません!)
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この日本丸は1984年完成進水しました
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イベント会場には防府商工高校製作のゆるキャラ「たぬ防」と、お友達の『ポンちっち』?さんの姿がありました
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テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真


ヘラサギののど元
ザリガニ君、”ピース”ポーズしている場合やあらへんで!!
ヘラサギ150410-8350_convert_20150412203929

ヘラサギの餌は、ハス田に居るザリガニ。
このハス田、良いレンコンを育てるために有機肥料が入れられており、
ハス田の泥の中にはザリガニ(アメリカザリガニ)が多く生息しています。
それを、あの独特なヘラ状のクチバシで探し獲るのです。

前回の写真で、このヘラサギの下くちばしの付け根部分が、
何やら赤くなっていることに気付かれた方は居られましたか?

これは、のどの部分が怪我をしているのではありません。
これは、”喉袋”といって、少し伸びる皮膚が露出しているのです。
袋といっても、ペリカンやグンカンドリのような大きく膨らむ様にはなっていません。
これは、餌がのどを通り易くするためのもので、この部分には羽毛は無く皮膚が露出しています。
ヘラサギの場合、この喉袋は綺麗な黄色と赤のツートンカラーでした。
この綺麗な色彩の喉袋、ディスプレイの時にでも、利用するのでしょうか。

同じ仲間のクロツラヘラサギには、このような喉袋は見られなかったが・・・

下クチバシの付け根には黄色と赤のツートンカラーの喉袋が見えます
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ザリガニを呑み込み易くするためこの様に喉袋でのどを広げているのです
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以前この地で撮影したクロツラヘラサギには喉袋は見られません (2012年4月撮影)
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テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


ヘラサギ
成鳥のヘラサギ
ヘラサギ150410-8583_convert_20150412203809

ハス田にヘラサギが・・・
この日は、雨。
午後からは少し止む時間もあろうかと、少しの期待から車を走らせた。
しかし、天は私に味方はしてくれなかった。
雨は、降りっぱなしでした。

到着し、水が張ってるハス田をうろうろ。
少し遠めに、あの特徴ある奇妙な動きをするサギを発見。
あれだ。
さっき、車で通ったときには気がつかなかったが、まさしく彼である。

この地には、時々クロツラヘラサギや、少数ですがこのヘラサギが渡来します。
私は、この地ではクロツラヘラサギを撮影したことがあるが、ヘラサギはここでは見るのは初めてです。

『この距離では、しかも降りしきる雨の中だし・・・』と、半ば諦めていた。
他の鳥は居ないか?と、車で一通り流し、再びヘラサギの場所に戻ってみると居なくなっていた。
この辺りがお気に入りだと聞いていたので、車で通れる道路をくまなく探す。
すると、先程の田んぼから少し離れた場所に居ました。
しかも、道路から結構近い場所に居てくれました。
この距離なら、いい大きさで撮影出来ます。

例により、車を少し手前に一旦停止。
そして、ゆっくり車を動かし真横につける。
ここで逃げられると、撮影出来ない。
最も緊張するのは、この後エンジンを切る時だ。
警戒するそぶりを見せないことを確認し、エンジンを切る。
車内は、彼からも丸見え。
ゆっくりした動作で、カメラのファインダーを覗く。
少し警戒したか、反対側に移動した。
餌捕りに夢中なので、またこちらに向って来るだろう。
淡い期待が的中。
私の存在など気にせず向ってきた。
これは、自分一人で撮影しているからだろう。
複数のカメラマンが居ると、こうは行かない。

ハス田で餌を探すヘラサギ
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シャワーを浴びた後のようです。何方かドライヤーを・・・
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テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


春のらしい鳥を求めて
道端にはツクシが顔を出していました
ツクシ150412-1270584_convert_20150412224218

さて、キジでも探すか。
と、AM7時現地に着くと、この日は放射冷却で気温は2℃。
キジの、あの独特な鳴き声はするが、姿が見えない。

キジを探して道路をうろうろ。
キジの姿が見えるがはるか彼方。
なかなか、手前には姿を見せない。
年々、撮影しにくくなってきている感じがする。

川の上流に向って、ヤマセミが飛ぶ。
ヤマセミは、各地で少なくなって来たがここのヤマセミは健在です。
カワガラスも、子育てを終え、餌探しする姿があった。
ノビタキも、もう到着しているかと探したが、まだのようで姿なし。

川向こうの農家の庭先に、ハナモモとモクレンが咲いているのを見つけました。
Panasonic-GH3にNikonの60mmマクロを付け、川向こうに散歩に出かける。
その途中、道端にツクシが顔を出しているのを発見。
この辺りには、もうツクシが出ているのだ。

結局、肝心なキジの撮影は出来なかったが、春を感じた一日でした。

農家の庭先に咲くサラサモクレン(更紗木蓮)
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ハナモモも綺麗な花をつけていました
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テーマ:季節の花たち - ジャンル:写真


多焦点合成
与一野の枝垂桜
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与一野の桜は?
と、出かけたのはいいが、この日は天気がイマイチ。
肝心の桜も、7-8分咲きのように見えるが田んぼには水も無く何か面白くない絵図らです。
地元の方も、思っていた以上に早く咲いたので、急いで田んぼを代かき中とのことでした。
この後、水を入れられるようです。
ちょっと、来るのが早かったようです。
近くで菜の花と芝桜が綺麗に咲いていたので、撮影中ふと思い付く。
そうだ、多焦点合成やってみよう。
そう言う事で、今回は多焦点合成なるものを紹介します。

この、”多焦点合成”とは手前のものから一番奥のものまでピントが合った写真を、
合成で作る手法です。
おもに、顕微鏡写真や、生物のクローズアップ写真に用いられ、
クローズアップ等で極度にピントの浅い撮影の時、被写体全体にピントが合った写真をつくる技法です。

下の画像を見てください。
これは、与一野の枝垂れ桜がある場所での光景です。
この光景を、105mm/F5.6で撮影します。
しかし、手前の田んぼの畦にも菜の花があり、前ボケしています。
手前の畦にピントを合わせると、奥の背景がボケます。
そこで、多焦点合成で手前の菜の花から奥の芝桜までピントを合わせようという手法です。

今回は3枚の写真を合成しました
その方法は、まずしっかりとした三脚にカメラをセットし撮影することが必要です。
*:風景などは、風があると花や枝が揺れたりすると綺麗に合成できなくなります。

1.奥の芝桜にピントを合わせ、普通に撮影します。
2.奥の芝桜と、手前の畦の中間にピントをずらせ撮影します。
3.手前の畦にある菜の花に、ピントを合わせ撮影します。
4.これら3枚を、PhotoshopCC(以下PSと略す)でレイヤーとして読み込みます。
5.3枚のレイヤーをすべて選択します。
6.PSの編集>レイヤーを自動整列>自動設定を選択し、OKを押します。
  これは3枚の位置を自動で正確に合わせるために行います。
7.PSの編集>レイヤーの自動合成>画像をスタックを選択し、OKを押します。
これで3枚の画像の合成が出来上がります。

今回は、テスト的に3枚の画像で行いましたが、
各所にピントがあった画像を、出来る限り多く撮影しで合成したほうが、
すべてにピントが合った画像を作ることが出来ます。
Photoshopをお持ちの方はお試しあれ!

Photosyopをお持ちで無い方は”ImageJ”というフリーのソフトウエアーもあります。
そのやり方はこちらのリンクからImageJ
お試しあれ!

105mmのレンズで奥の菜の花や芝桜にピントを合わせるとこのような画像になります
多焦点合成150407-8218_convert_20150407203627

手前の畦の菜の花にピントを合わせると奥の景色がぼやけます
多焦点合成150407-8220_convert_20150407203641

この写真が3枚の写真を多焦点合成し完成した写真です
多焦点合成の完成150407-2_convert_20150407203654

テーマ:加工・合成写真 - ジャンル:写真


ローアングル三脚
これはFotopro三脚のセンターポールを短くカットし改造したものです
ローアングル三脚150402-1401_convert_20150408144013

今回は撮影機材の話しです。
私が持っている三脚は、大小合わせ4-5本あります。
野鳥撮影などは、ジッツオのカーボン5型や3型を使いますが、
風景や花などを撮影する際はハスキーの三段三脚を使っています。

今春、カタクリや桜の撮影で活躍したのはこれらの大きな三脚ではなく、
今回紹介します”Fotopro”と”VT1スリーレッグ”です。

このFotoproは、全伸高145cm/1.3kgでちょっとした撮影には持って来いの三脚です。
脚が少し細めなので、重いレンズは使えませんがEOSなら広角から100mmマクロぐらいまでは問題なく使います。
この三脚、結構脚が開くのでローアングルが出来るのですが、
センターポールが邪魔で30cmぐらいまでしか低くなりません。
そこで、その約30cmのセンターポールを10cmぐらいに金ノコでカットしました。
それにより、センターポールは延ばせなくなりましたが、
ローアングルにした場合より低いアングルで撮影出来るようになりました。

もう一つは、”BENRO-VT1スリーレッグ”です
これは、一脚に取り付けて自立させるアクセサリーとして売られているものです。
ヨドバシカメラでも¥3500で手に入るアクセサリーです。
このまま一脚に取り付けて使うつもりで購入しましたが、
これに自由雲台を直接取り付け、ローアングル専用三脚としました。
軽く小さくてかさばらないのがいいです。

BENRO-VT1スリーレッグにGH3を取り付けた写真です
ローアングル三脚150404-1407_convert_20150408144033

テーマ:★カメラ&レンズ・機材 - ジャンル:写真


傷ついた鹿
サクラ散る宮島で<<動画切り取り画像>>
宮島のサクラと鹿150404-1_convert_20150406184210

毎年、サクラの花が満開の時ともう一つ散り始めに、宮島に行こうと決めている。
それは、サクラ吹雪と鹿の動画を撮るためです。
しかし、近くに住んでいるものの、なかなかいいタイミングで出かけるのは難しい。
今年も、前日の雨で多くの花びらが散っていました。
しかも、撮影に挑んだ日は天気はいいが無風でした。
自然に落ちる花びらには、風情があるが映像に表現するに難しいものがあります。

この日も、サクラの花びらを無性に頬張る鹿の動画を撮影していると、
『この鹿、何かおかしいな』と、一頭の鹿を見つけました。
この鹿は、動くとき前足を引きずるように歩いています。
よく見ると、右前足が腫れ上がり踏ん張ることが出来ないようです。
ここ、宮島の鹿は野生です。
宮島が島となる6000年前から、生息しているといわれています。

この鹿、どこかで右前足を怪我したようです。
このような、傷ついた動物はすぐに天敵から狙われます。
ここ宮島では、タヌキやアナグマ、イノシシは生息すると聞くが、肉食のキツネなどは居ません。
従って、このような傷ついた鹿が狙われることは無いと思います。

この鹿の怪我の状態は分かりませんが、四足動物にとっては足の怪我は致命傷です。
かわいそうですが、恐らく長くは生きて行けないでしょ。

右前足(赤〇部分)がはれ上がっている<<動画切り取り画像>>
傷病鹿150406-_convert_20150406184621

テーマ:動物の写真 - ジャンル:写真


春の贈り物 ”錦川清流線”
菜の花畑にはブルーの車両”せせらぎ号”がお似合いです
錦川清流線南河内150402-8015_convert_20150402173401

週間予報では、曇り一時雨。
しかし、前日の天気予報は晴れ!
一日得した感じです。
早速、お隣の県の桜を撮影にと出かけました。

せっかく、春がプレゼントしてくれたお天気なので、あの錦川清流線の”南河内駅”に行こうと決めました。
ここは、昨年桜の咲くころに訪れましたが、列車の時刻が合わず
ロケーションを確認しただけで終わったところです。
今回は、青空の中菜の花とサクラ満開の南河内駅に焦点を絞り、
カラフルな列車を入れた撮影にと出かけました。

現地に着くと、思っていた通り、駅のサクラは満開でした。
駐車場に車を入れると、数名のカメラマンが撮影支度されていました。
菜の花の咲く北側の道路脇にも、カメラマンが数人陣取っておられました。

今日は、適当に雲がありますが天気予報の通りいいお天気です。
この場所のサクラを撮影していると、
裏山からサシバのあの特徴ある『ピックィー』という鳴き声が聞こえてきました。
そうです、もう夏鳥のサシバが到着しているのです。

この錦川清流線の車両は、一両で運行されています。
その車両は、錦川の清流に合わせ”清流に泳ぐアユ”、”沿線に咲くサクラ”、
”清流にすむカワセミ”、”清流沿いに乱舞するホタル”と、
それぞれ”ブルー”、”ピンク”、”グリーン”、”イエロー”の4種類のカラー塗装が施されています。
この、錦川清流線は運行されている列車の数が非常に少なく、
待ち時間が長いのが難点です。
列車が到着しても、1分ぐらいで出発します。
撮影は列車到着間際と、列車出発の時で、あっという間です。
いいロケーションで、”一旦停止”をして欲しいと願うのは、私だけではないようです。

サクラをあしらったピンクの車両の”ひだまり号”
錦川清流線150402-7956_convert_20150403201559

サクラにはピンクの車両”ひだまり号”が映える
錦川清流線南河内150402-8126_convert_20150402173435

南河内駅では多くのソメイヨシノが満開でした
南河内駅の桜150402-8072_convert_20150402173511

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春の宮島 満開から散り初めへ
春の千畳閣(3月31日撮影)
春の千畳閣150331-1270237_convert_20150404221046

今年の桜は、あっと言う間に満開になり、あっと言う間に散り初めに

今春、宮島には2回訪れました。
一度目は、3月31日。
その前日の桜の開花情報では、平和公園が5分咲きで宮島はまだ咲き始めであった。
実際に訪れると、咲き始めどころか5-7分咲き。
撮影には持って来いの咲き具合でした。
平日とはいえ、たくさんの観光客がおられました。
世界遺産の厳島神社もあり、ここ宮島では桜のシーズンとなると各国から外国人の観光客であふれかえります。
この日は、中国からの訪問者も多く見かけましたが、それ以上に欧米の方が多いという感じを受けました。
皆さん、日本製のデジ一眼をお持ちになり、中には三脚や数本の交換レンズ持参で、
本格的に春の宮島を撮影されている方もおられました。
一昔前では、欧米人で一眼レフを持っている方はあまり見えけられなかったと思います。

二度目の訪問は、4月4日。
前日の雨と強風で、さくらも散りかけているようなので”散り初め桜”撮影に出かけました。
この日は、日中は曇りの予報でしたが、お昼前後には青空が見え絶好の撮影日和となりました。
肝心の桜は、前日の雨で半分ぐらいが散っている状態です。
花吹雪が撮れるかと、淡い期待で出かけましたがこの日は無風。
鹿が地面に落ちた桜の花びらを無性に食べている光景が目につきます。
それを撮影していると、風もないのに頭の上から花びらがひらひらと・・・
見上げると、シジュウカラが花から花へと移動の際、
花びらが散って落ちていきます。
『ご協力、ありがとう。もっと散らかして!』と、言ったら逃げられました。

五重塔(3月31日撮影)
五重塔150331-1270219_convert_20150404221107

このしだれ桜は綺麗でした(3月31日撮影)
満開のしだれ桜150331-1270206_convert_20150404221124

満開のソメイヨシノ(3月31日撮影)
満開の桜150331-1270163_convert_20150404221202

散り行く桜(4月4日撮影)
散り行く桜150404-1270422_convert_20150404221226

地面に落ちた花びらを食べる鹿
鹿の親子150404-1270290_convert_20150404221333

大元公園の橋では桜花のじゅうたんが敷いてありました
桜花のじゅたん150404-1270461_convert_20150405083836

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夜桜と皆既月食のコラボレーション
”夜桜と皆既月食”こんな光景を夢見て
これはフェイク画像です
桜と皆既月食(Fake画像です)150402-2_convert_20150405131752

4月4日は皆既月食の日でした。
4月4日といえば、桜も満開の時期です。
夜桜と皆既月食のコラボレーション!
場所は何処がいい?
どこで集合?

”午後8:54、南東の方角に桜の囲まれた皆既月食が・・・”
と、ブログの記事にする予定でした。

当日の昼間は、宮島の桜も終わりかと出かけ、途中いい天気になりました。
しかし、天気予報通りに18時ごろから雨が降り出し、
月食が始まる頃には”ゴロゴロ”。
最悪!!
夜空を見上げても、『どこや、どこに見えるんや?』
せっかく、みなさんと”月食撮影会”をする予定でした。
豪華絢爛の食事を用意して・・・
(実際はカップラーメンやインスタント焼きそばですが)
西日本は全滅。
東京でも見れなかったようです。

そこで、せめてパソコンで遊ぼうと朝から奮闘。
昨年の10月8日撮影の皆既月食の写真と、
先日撮影した満天の桜をフォトショップで加工し合成し遊んでみました。

こんな光景は、一発撮りでは撮れない画です。
上の写真の桜は12mmの超広角撮影です。
ピントは∞で合いますが、月の大きさがこのようにはなりません。
満月を1000mmのレンズで撮影すると、約10mmの大きさで写ります。
12mmのレンズで写る月は、実に0.12mmの大きさになります。
これでは、お月様か何か分からない画像になります。
不可能ですよね。

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カタクリ
山裾に咲く春の妖精
カタクリ150329-7703_convert_20150401102709

今年も、カタクリの咲く季節がやってきました。
今回もお隣の県西部の山間の自生地に・・・

この日は、天気予報はあいにくの雨のち晴れ。
朝、新聞を取りに玄関のドアーを開けると、雨が降った様子もなく天気が回復の兆し。
急いで支度し、車に飛び乗りいざカタクリの咲く山里へ。

この日は、丁度”カタクリ祭り”が開かれ大勢の見物客が来られると予想される。
現地は、駐車スペースが少なく、昨年は一番に到着したので難なく駐車することが出来た。
今年は出遅れたため、駐車出来るのか心配でした。
しかし、地元の方々のスムーズな誘導のお陰で難なく駐車できました。
昨年のお祭りの日はあいにくの雨でした。
そのため、一日ずらして撮影に行きました。
今年は、明け方少し雨が降ったようですが、時間と共に晴れ間がのぞいてきました。

主役のカタクリは、大半は咲いていましたがまだつぼみも多く7-8分咲きといったところでしょうか。
この場所は、小さな自生地ですが人の割には撮影もしやすくお気に入りの場所です。
先ずは、100mmマクロで写真撮影と思ったが、
少し風が出てきたのでGH3で動画撮影に切り替えました。
動画を数十カット撮影し、風がおさまった頃EOSでの写真撮影です。

ヤマエンゴサクに囲まれて
カタクリとヤマエンゴサク150329-7690_convert_20150330201559

『私が一番よ』と、一際足長のカタクリ嬢
カタクリ150329-7648_convert_20150330201613

春のやわらかな陽射しの中で
カタクリ150329-7579_convert_20150330201529

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春の彩り『安野花の駅』
安野花の駅公園
安野花の駅150330-7924_convert_20150330211951

ぶらり、花を求めR191を・・・

そうだ、この時期花の駅はどうだろう。
サクラはまだ早いだろうが、レンギョウやモモの花が綺麗だろうと思い、行って見た。
ここ安野花の駅は、元はJR可部線の”安野駅”。
2003年、JR壁船の可部-三段峡間が廃線となり、
地元の方々の努力で、現在”花の駅公園”として皆さんの憩いの場となっています。

案の定、この時期は黄色と紅色のコラボレーションが見事でした。
やはりサクラはまだ咲き始めで、あと一週間かな。
しかし、レンギョウとハナモモは春だ!、春だ!と、言わんばかりに咲き誇っていました。
モノトーンの冬から一変し、この数週間で鮮やかな色彩で彩られる春を迎えました。
日本は”美しい国”だと、つくづく感じます。

レンギョウとハナモモの小道
レンギョウとモモも小道150330-7894_convert_20150330211810

山里の春
花のある光景150330-7906_convert_20150330211912

山間の花の里
花のある光景150330-7915_convert_20150330211933

花のある光景
花のある光景150330-1270061_convert_20150330230303

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