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FalconHY

Author:FalconHY
広島県在住。
野鳥を中心に自然写真に取り組んでいるブログです。
過去に撮影した写真もおりまぜ、いろいろな話題を紹介しております。
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ドライブレコーダーが捉えた映像
道路左側から小動物が現れる
(動画からの切り出し画像)
ノウサギ320170723-1_convert_20170724131037


先月、我が愛車にドライブレコーダーなるものを装着した記事を載せました。
そのドライブレコーダーが、夜間走行中に貴重な映像をゲットしてくれました。

PM9:45頃、山道の県道を走っていると、道路左側から小動物が道路に出てきたのが見えました。
その走り方から、すぐにノウサギと判りました。
ノウサギに出会うのは3年ぶりです。

夜間、山間の道路を走るといろいろな小動物を見ることができます。
一番多いのはタヌキ、それにアナグマ、テン、イタチ、キツネの順です。
これらの動物は、道路を横断する姿を見かけます。
一方、ノウサギはなかなか見かけることがありません。
そのノウサギは、道路を横断というより車の前を先行し、しばらく併走するように逃げる動きをします。

この本州で、見ることが少ないノウサギですが、彼らを見かけるのはだいたい夜間です。
しかも、その姿を写真に収めるのは至難の業です。
今回、ノウサギを見かけたあと車を走らせていて、
『そうだ、あのノウサギの姿がドライブレコーダーには写っているはず』
そう思い、家に戻りそのドライブレコーダーのメモリカードのデータをパソコンに取り込み確認してみました。
ありました。
その映像には、ヘッドライトに照らされた道路脇からノウサギが現れ、
車から逃げるようにジグザグに走り、数秒後道路わきに消える姿が撮影されていました。

もしもの事故の映像はあまり見たくはありませんが、この様な動物の姿を捉えた映像は楽しめます。
これからも、ドライブレコーダーが捉えた動物たちの様々な映像を集めてみようと考えてます。

車の前を走るノウサギ
(動画からの切り出し画像)
ノウサギ20170723-1_convert_20170724055600

道路脇に逃げ込むノウサギ
(動画からの切り出し画像)
ノウサギ220170723-1_convert_20170724055617

テーマ:動物の写真 - ジャンル:写真


夏の天の川
立ち上がる天の川とゲンジボタル(30秒の一発撮り)
天の川とゲンジボタル20170716-2076_convert_20170720104635

この日は半ばあきらめていました。
このまま寝るのももったいないと、夜遅く空を見上げると少し雲がありましたが天の川が見えます。

夏鳥の繁殖も終盤に差しかかり、鳥のさえずりも少なくなりました。
そんな中、キョッ、キョッ、キョッとヨタカが鳴きます。
時折、あの懐かしいフクロウの鳴き声も聞こえました。
天の川を撮影していると、湿原を飛ぶゲンギボタルの光が目見入りました。
ここでゲンジボタルの光を見るのは初めてです。
何とか、コラボしてみましたが月の出で明るくなった雲がちょっと邪魔でした。

立ち上がる天の川
天の川20170716-2090_convert_20170720104715

テーマ:星景・星野 - ジャンル:写真


ブナ林のコノハズク
コノハズク(赤色型)
コノハズク20170710-8404_convert_20170722153929

今年も、かわいいコノハズクに会いに行ってきました。

現地は何と4番もの営巣が確認されており、確認されていない番もいつと思われるので、
それはそれは凄い密度のコノハズクの森でした。
アカショウビンもいいですが、新緑に包まれたブナ林で昼間に見える小型のフクロウもいいものです。
一番だけでも、我がフィールドに来ていただけないものかと願うばかりです。

そこでは、以前転勤していた関東の知人、埼玉県人、千葉県人、神奈川県人と、
偶然にもお会い出来、本当に懐かしかったです。

このようなフィールドで、いろいろな方々に再開できるのも楽しみの一つですね。

コノハズク20170710-9159_convert_20170722161228


コノハズク20170710-8971_convert_20170722153941

コノハズク20170711-1000794_convert_20170722153953

テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


アカショウビン
アカショウビン
アカショウビン20170710-8827_convert_20170720102656

一年ぶりに隣県のアカショウビンを撮影してきました。

今年は、いい場所に営巣したので平日でもすごいカメラマンの数です。
皆さん、巣穴に飛び込むシーンや巣穴から離れるシーンで飛んでいるアカショウビンを撮ろうと、
それはそれはすごいシャッター音が響き渡ります。
アカショウビンが撮影できるとあって、全国各地から多くのカメラマンが来られます。
いい撮影場所も、早朝から陣取って、同じカットばかりでよく飽きないなと感心します。
人それぞれの撮り方がありますね。

僕は、横に営巣しているコノハズクを撮影しつつ、枝止まりのアカショウビンが撮れればと、
カメラをせっせと移動し撮影です。
私のイメージでは、アカショウビンは飛んでいる時より枝止まりの姿が好きです。
そんな姿のアカショウビンは、一年中部屋に飾っていても飽きません。

伸びをするアカショウビン
アカショウビン20170710-8799_convert_20170720102618

羽繕い中です。そんな姿も綺麗です。
アカショウビン20170710-8816_convert_20170720102643

テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


湿原の妖精 ヒメシジミ
ヒメシジミ♀
ヒメシジミ20170703-1852_convert_20170705071033

今日は気温も上がり暑い日でした。
梅雨も明けた?いいや半梅雨らしいです。
梅雨明けも時間の問題でしょう。
前回に続き今回も蝶です。

前回、ヒメシジミの紹介をしましたが、オス一頭だけでは物足りなく感じていました。
そこで、数年前ヒメシジミを撮影した場所に行ってみました。

いました、居ました。
数頭のヒメシジミがあちらこちらに見られます。
メスの姿もあります。
ヒメシジミの恋の季節です。
時期的には一週間程度遅い気がします。
このヒメシジミは環境省レッドデータブック準絶滅危惧に指定されている希少種です。
このフィールが、健全な自然を保っている証でしょう。

メスに求愛するオスの姿も初めてお目にかかるシーンです。
その求愛を受けたメスはどうしたでしょう。
皆さんのご想像にお任せします。
人間から見てわからない蝶の世界です。
蝶の世界も、いろいろありますからね。

しかし、自然が残っているとは言え写真に写るヒメシジミの吸蜜している花は、
何故かフランスギクなのが気になりますね。
これも野の花、自生しているのでまぁいいか。

ヒメシジミ♂
ヒメシジミ20170703-1838_convert_20170705071005

オスがメスに求愛中
ヒメシジミ20170703-1796_convert_20170705070939

テーマ:昆虫の写真 - ジャンル:写真


森の妖精ゼフィルス
メタリック・ブルーグリーンが美しい蝶です
ゼフィルス20170703-8050_convert_20170704195342

今回は、蝶です。
ゼフィルスと呼ばれている綺麗なミドリシジミです。
この蝶の撮影は四年振りです。
前回は無謀にも動画撮影しましたが、今回はおとなしくスチール撮影です。

この日は晴れ間が出る。
ミドリシジミが見れるのはこの日だ!
しかし。目が覚めたのはAM7:00。
これでは、支度しすぐに出ても9時過ぎになる。
せっかくのお天気だっから行ってみることにした。
現地に着くと、すでに友人のGさんが撮影していました。
聞くと、まだ高い上の方に止まるのでなかなか撮影できないとのこと。
そうこうしていると、目の前の低いところに止まり出しました。

この蝶は、太陽光線の入り方で鱗粉の輝きや色が変わります。
その偏向した光で輝いた翅を、メスに見せアピールします。

縄張りに別のオスが入ってくると、円を描くようグルグル回転しながら追いかけあいをします。
葉止まりを撮影し、『さぁ、次は動画』とカメラを変えると時間はすでに10:30を回っていました。
残念ながら、ミドリシジミの動きがなくなり、まったく姿が見えなくなりました。

太陽光線がミドリシジミの翅に輝きを与えます
ゼフィルス20170703-7934_convert_20170704195308

光の入り方で翅の色が変化します
ゼフィルス20170703-8029_convert_20170706223232

接近してきた小さなアブに翅を立て防御姿勢をとるミドリシジミ
ゼフィルスとアブ20170703-8090_convert_20170704155845

テーマ:昆虫の写真 - ジャンル:写真


ジュウイチの雛の変わった行動
黄色い大きな口を開け仮親に餌をねだります
ジュウイチの擬態20170630-6422_convert_20170704215610

ジュウイチは、その体系や顔立ちは何かに似ていると思いませんか?
それは、ハイタカのような小型の鷹にそっくりな容姿をしているのです。
飛んでいる姿もハイタカか?と、勘違いするぐらい似ています。
英名も”Hodgson's Hawk Cuckoo”という名前になっています。
その容姿から、外敵から狙られるのを防いでいると言われています。

もう一つ、
ジュウイチの雛は仮親のから、より多くのエサを獲得するためしたたかな行動をとります。

野鳥の多くは、雛の大きく開けたくちばしやエサをねだる鳴き声に刺激され、巣に餌運びします。
このジュウイチの雛も、大きな口をいっぱい開け、仮親にアピールします。
しかも、その口の内部は黄色です。
この黄色い色に刺激を受けるとも、言われています。

ジュウイチの雛は、もう一つ独特な方法で仮親に餌をねだります。
左右の翼にある翼角を上げ、その内側の皮膚露出部を見せます。
それは、翼角パッチと呼ばれており、そのパッチは口内の色と同じ黄色です。
それらの翼角パッチを見せることにより、複数のくちばしがあるかのように仮親を騙すのです。
両翼の翼角と、そして中央の大きく開けたくちばしの計三羽の雛が居るよう見せかけ、
仮親に多くのエサを運ばせます。
一種の”擬態”というか”ディスプレイ”です。
それを見た仮親は、次から次へと巣にエサを運びます。
そうして、体の大きなジュウイチの雛は生育に必要な量のエサを受け取るのです。
鳥類の中でジュウイチだけが給餌の際、このようなディスプレイを行うそうです。
実に巧妙な生き方をする鳥ですね。

*これは、立教大学の研究でジュウイチ特有の行動として国内・国外における学会で報告されています。

翼角パッチ(赤丸)
<動画からの切り抜き画像>
ジュウイチ翼角パッチ20170708-1_convert_20170708094123


翼角を上げ複数の雛が居るように見せかけるジュウイチの雛
ジュウイチの擬態20170630-7492_convert_20170704215151

巣立ち後も両翼角を上げ複数の雛が居るよう見せかける雛
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テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


ジュウイチへの給餌
口を大きく開け餌をねだるジュウイチの雛
ジュウイチへの給餌20170630-6691_convert_20170704115826

島根県西部や広島県西部、福岡県、大分県と西日本各地の集中豪雨でたいへんな状況となっています。
未だ、九州各地では予断を許さない状況ですが、被害にあわれた方々には心よりお見舞い申し上げます。

まだまだ続くジュウイチの托卵。

育ての親であるコルリ夫婦。
自分より大きな雛に餌をやるときもたいへんです。

巣の中では、雛はしゃがんで給餌してもらうため、
コルリたちも雛の大きなくちばしに苦労せずにエサを押し込みます。
コルリが食べられる!と思うぐらい頭を雛の大きな口の中に入れます。

巣立ちした雛はいろいろなところに止まります。
その際、コルリの体長は14cmに対しジュウイチ32cm(成鳥での大きさ)と、
約2.5倍もの大きさの差があります。

コルリは、地上でエサを採餌するため足が長い体系をしています。
その長い足をいっぱい伸ばし、こんなに首が伸びるの!と思うぐらい首も伸ばし、
大きな雛に給餌する姿は見ていて滑稽(こっけい)に見えました。
究極は、雛の背中に乗って背中側からくちばしの中に餌を押し込むといった給餌です。
話には聞いていましたが、本当にこのような給餌をするとは思ってもみませんでした。

大きな口の奥に頭を入れ給餌するコルリ
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首が伸び~るコルリの♂
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フライング給餌!!
ジュウイチへの給餌20170630-6442_convert_20170704115532

究極はちょっと失礼って雛の背中に乗って
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テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


ジュウイチの親は?
私がジュウイチの育て親の”コルリ”です
コルリ♂20170630-6303_convert_20170702215148

先日、ジュウイチの雛の巣立ちを記事にしました。
ジュウイチは、カッコウの仲間です。
カッコウの仲間というと”托卵にて子孫の残す”と、ちょっと変わった繁殖行動をしています。
托卵とは、自分では子育てをせず、違う種の鳥に自分が産んだ雛を育ててもらいます。
何故、そのような習性になったかは定かではありませんが、古来より絶滅せずに今に生き残っているということは、
この”托卵”という繁殖行動が上手く子孫を残している証でしょう。

それにしても、育て親のコルリ夫婦は自分が生んだ子供と信じ一生懸命子育てをします。
『あんたは馬鹿か?よほどのお人好しか?見ればわかりそうなもんだろう』と、誰かが言ってました。
鳥は、卵から孵化した雛の鳴き声を覚え、自分の子供と認識し育てます。
ペンギンが、何千羽という集団繁殖地で自分の雛を見分けるのも、
自分の雛の鳴き声を認識していると言われています。
馬鹿やお人好しではなく、それは鳥の持って生まれた本能からくるものなのです。

この巣に産み落とされたコルリの卵はいったいどうなったのでしょう
それは、このジュウイチの雛によってすべての卵は巣から放り出されます。
したがって、この巣にはジュウイチ一羽だけが残ります。
親であるコルリが運んで来るエサを独り占めし、日に日に大きくなれるのです。

ジュウイチは、このコルリやオオルリ、ルリビタキといった青い鳥に托卵します。
それは、それらの鳥の卵の色が青緑色で同じような色合いだからと言われています。
これまで托卵された卵を見たことがありますが、托卵による子育てシーンを撮影するのは初めてです。
しかも、このジュウイチによる托卵を観察撮影していると、
いろいろ興味深い行動も見られ非常に興味が沸く撮影でした。
   

お母さんも当然コルリです
コルリの子育て20170630-7107_convert_20170702215246

コルリのオスによるジュウイチへの給餌
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ジュウイチの巣立ち
はじめまして、僕は”ジュウイチ”といいます
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この日の広島は、昨夜から降り続く雨で各地に大雨洪水警報が発令されていました。
AM3:15、そんな中現地に向かう一人の馬鹿なカメラマン。
それは私のことです。

家を出て、峠越えの坂道を走っていてそれはそれは恐怖を感じる運転でした。
さすがに車の往来は少ないですが、凄い雨で前も見えずやっとセンターラインが見える程度。
これではスピードを出せません。
現地に近づくにつれ、雨は弱くなりましたが止むこともなく、
日の出時間になってもあたりは暗いままでした。

この日は、私がエサ運びを確認した日から数えて18日目です。
正確にはいつから親がエサ運びしたかはわかりません。
ジュウイチの巣立ちは孵化後3週間程度と言われています。
毎日、この日が巣立ちか?今日か?明日か?と、このジュウイチを撮影されるカメラマンは待ちわびたことでしょう。

辺りが少し明るくなってきたとき、遠方より一人のカメラマンが来られました。
雨も小雨になってきたので、私もカメラを出し撮影準備です。
親がせっせとエサを運んできます。
今日のジュウイチ君、少し動きが違います。
巣の周りに足をかけ、体半分は巣から出て給餌を受けます。
時折、フンの始末の際巣から転げ落ちそうになり、親に覆いかぶさるような場面も見られました。
『ひょっとしたら、今日にも巣立つかも?』そんな予感がしました。

AM7:46。
それは、メスに続いてやってきたオスが給餌した直後でした。
ジュウイチ君、巣の左下めがけてぴょこんとジャンプし巣から飛び出しました。
『あっ、出た!巣立ちした!!』
感動ものです。
しかし、私が撮影していた動画を止めたその数秒後のことでした。
その点は残念ですが、まさか本当にこんな場面に立ち会えるとは。
大きいなったとはいえ、まだ飛ぶことができません。
巣から左30cmぐらいの草の中に身を隠しました。
小雨が降る中、草が揺れます。

そうこうしている内、巣立ちしたジュウイチ君は巣から1mぐらい左の斜面を行ったり来たり
全身見える時もあり、手前に突き出した細い枝に乗ったりでサービス満点。
AM8時30分を過ぎたあたりから、カメラマンが一人、また一人と到着され皆さんのシャッターの嵐を受けてました。
がんばれ~!

斜面の下草の中を歩くジュウイチの雛
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親の姿が見えるとすぐに翼角を上げ擬態しながらエサをねだるジュウイチの雛
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テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真