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FalconHY

Author:FalconHY
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Sony-α7Ⅲの実力は?
ルリモンハナバチ(トリミングなし/ISO;1250にて撮影)
α7Ⅲ/MC11+EF100mm F2,8LマクロIS USMにて撮影
ルリモンハナバチ20180808-3082_convert_20180811184739

今年の5月からα7Ⅲをメインに撮影を行って来ました。
その撮影枚数は23000枚を超えます。

このカメラはミラーレスです。
しかも、これでフルサイズなのと思うぐらい小さく軽い。
実際、マイクロフォーサーズのGH5より小さなボデーです。
歳をとると、ますます軽いカメラが欲しくなるのです。

シャッター音がすごく静かです。
あのキャノンのフラグシップ1Dxに聞かせたいほどです。
しかも、まったくの無音撮影(電子シャッター)も可能です。
野生生物撮影にはもってこいですね。

ミラーレスの為、もちろんミラーショックなるものは発生しません。
600mm+x1.4の840mmの手持ち撮影も、手振れ防止のお陰もあり手振れせずに撮影できます。
α7Ⅲを使って、今まで結構ミラーショックによるカメラブレが発生していたことを思い知らされました。

このα7Ⅲの一番の印象は、めっぽう高感度に強いことです。
もちろん高感度になればなるほど、それなりにノイズ発生します。
しかし、そのノイズは大きさが均等で綺麗にそろっており、現像ソフトでノイズ処理が非常にやりやすいのです。
しかも、ISO3600ぐらいまではあまりノイズを感じない画像となります。
私が使用しているキャノンのEOS-7DⅡやEOS-5DⅢは輝度ノイズはいびつでノイズ処理も妥協の上成り立っていました。
それと比べると雲泥の差です。
このα7Ⅲを使って撮影すると躊躇なく高感度が使えます。
高感度撮影する星やホタル、それに薄暗い早朝や暗い林での撮影に活躍できるカメラです。

ソニーαシリーズのもう一つの特徴であるオートフォーカス性能について。
最初に驚いたのはAFスピードの速さです。
キャノンのEFレンズを着けていてもその速さは”速い!!”の一言です。
最近、ソニー純正のFE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSを入手しました。
早速、AF性能のテストです。
その被写体に選んだのはツバメです。
ツバメという被写体は、飛んでいる鳥の中でも難易度が高い被写体です。
しかも、撮影距離約15mの至近距離で高速で縦横無尽に飛び回る撮影です。
撮影されたことがある方はおわかりになると思いますが、ファインダーに捉えるだけでも難しいものがあります。
しかし、このカメラはファインダーにツバメを入れさえすればあとはAFボタンを押すだけ。
画面のどこに入っても”お見事!”というほどツバメを捉えてくれます。
一旦被写体を捉えると、どこぞのカメラのように背景に引っ張られることや、途中フォーカスが逃げることなく追い続けます。
しかも、画面の端っこまでピントが合い撮影していても楽しいです。
ちょっとブログの写真ではわかりにくいとは思いますが、
α7ⅢのコンティニアスAF撮影で3コマ連写のカットを下に載せてあります。
一番手前の被写体にフォーカスするのはキャノンでもできましたが、
同じツバメが場面に入っても、最初に合わせたツバメだけを追従してくれるフォーカスには感心しました。

このα7Ⅲの価格は、決して安いものではありません。
しかし、その価格以上の性能で期待を裏切らないカメラでした。
撮影していて、”楽しい”と感じるカメラに出会えた気がします。
しかも、これがSonyでは”Basic"と呼んでいるカメラです。
今後、Sonyはデジタルカメラをどんなカメラに進化させるのでしょうか。
楽しみです。

α7Ⅲ/MC11+EF600mmF4LⅡUSM+EFx1.4による手持ち撮影
超望遠撮影においてもカメラブレを起こしているという感じがしません
左側ノートり画像/右側赤枠拡大画像(ISO;640/ss1/1000/F5.6)
手振れテスト20180811-7707_convert_20180813123850


ISO別の高感度による星の撮影(天の川中央部拡大画像)
露出さえ正確に合わせれば超高感度になってもノイズは綺麗でLightroomで綺麗に処理できます
α7Ⅲ-ISO別天の川_convert_20180811184135

MC11+EF100-400mmF4.5-F5.6Lにて手持ち撮影
フィールドではこのような撮影が多いと思いますが、気軽にEFレンズでもAF-Sでオートフォーカス出来ます。
左側ノートり画像/右側拡大画像(ISO2000/ss1/1250/F5.6)
ISO2000での撮影20180811-0766_convert_20180811184203

α9と同じ693点像面位相差検出AFセンサーで撮像領域の約93%の広いエリアをカバー
左側はノートり画像/右側は赤枠の拡大画像
広いAFエリア20180813-2331_convert_20180813110814


FEレンズによるコンティニアスAF撮影
左のコマの左のツバメにピントが合い、次のコマ(中央)でもまだ左のツバメに合致しています。
次の右のコマでは合致していたツバメが右側になってもそのツバメだけに合致してます。
ISO;2000/ss1/4000/F5.6(α7Ⅲ/FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS)
AF追従性能20180811-_convert_20180811184104

テーマ:★カメラ&レンズ・機材 - ジャンル:写真


CanonからSonyへ
Sony α7Ⅲ
α7Ⅲ20180811-5210_convert_20180811113234

キャノンからソニーに・・・

最初に一眼レフカメラを購入したのはミノルタSRT101でした。
その後、どうしてもニコンが欲しくなりニコンF2が販売された時点でニコンへと切り替えました。
その後、1990年代にオートフォーカスの時代となり10年間使ったニコンにおさらばしキャノンに。
それからデジタル時代を迎え、2005年デジタルデビューした時もキャノンでした。
キャノンの一眼レフは、私のカメラ人生46年の内28年もの長い間の付き合いなのです。

昨年、動画専用でパナソニックGH5を購入し、4Kの動画撮影を始めました。
4K-10bitの世界や4K-60Pは素晴らしく綺麗な映像が撮影出来楽しんできましたが、
その膨大なデータ量でパソコンへの負担も半端ではありません。
今年初め、4K動画で高感度性能の高いカメラが欲しくなり、そこにパナソニックからGH5sなるものが発表になりました。
しかし、その価格は¥30万近い価格で動画性能だけでそんな投資は私にはできません。

その同じ時期、ソニーはα-Basicというα7Ⅲを発売。
その性能たるは、Basicといえどα9の弟分と言えるぐらいのAF性能。
4K動画も、フルサイズだけに背景のボケも素晴らしい解像感のある映像です。
それに、常用感度100-51200という高感度対応。
出し惜しみのないすばらしい性能をてんこ盛りにし、私でも手が届きそうな価格でデビューしてきました。
私が欲しかった機能や性能がこのα7Ⅲに詰まっています。
出し惜しみのキャノンとえらい違いです。
しかも、このカメラ一台で、静止画はもちろんボタン一つで綺麗な4K動画撮影もこなせます。

長きにわたり、日本のお家芸ともいえる一眼レフカメラの時代が続いています。
そこに、エレクトロニクスのソニーによりフルサイズミラーレス時代を打ち立てようとしています。

もう一つの決め手は、今手元にあるキャノンのEFレンズ群が使えることです。
シグマ社のMC-11というマウントコンバーターを介してソニーのαシリーズのカメラで使えるのです。
それは、絞りのコントロールはもちろん、IS(手振れ補正)やオートフォーカスも効くのです。
全てのEFレンズが使えるかは不明ですが、私が使っているEFレンズはすべて使うことができました。
但し、MC-11+EFレンズはAFが効くと言っても、コントラストAF機能でフォーカスを合わせ、像面位相差AFは効きません。
飛びものや、動きの速い被写体のAFには追従しません。
それぐらいは、ソニーのアドバンテージがあってもおかしくはありません。
シングルモードAFが効くだけでも素晴らしいと思います。

<実際撮影してみての評価は次回に続きます>

キャノンのEFレンズをシグマ社のMC-11を介してα7Ⅲで使っています
α7Ⅲ20180524-5087_convert_20180811113254

ソニーの像面位相差AF+コントラストAFの最速AFを使うにはソニー純正のレンズを購入するしかありません
α7Ⅲ20180727-5172_convert_20180811113503

テーマ:★カメラ&レンズ・機材 - ジャンル:写真


ツバメ パート2(カメラテスト)
ツバメ(成鳥)の水飲み
ツバメ20180807-2551_convert_20180807213809

この暑さでツバメが早々に居なくなりました。
例年なら、まだ渡る時期には早すぎるのにツバメたちが見かけなくなった。
αのオートフォーカステストにと、被写体を選んだのにモデルがいない。

ふとしたことから、何と身近にツバメを見かけました。
それは、コイの養魚場の生簀(いけす)です。
その生簀の中に、ツバメたちがビュンビュン飛んでいるではありませんか。
その生簀にはコイはいませんが、山からの水が入り込み適度な深さに保たれるよう仕組みがされています。
この猛暑、ツバメたちも暑いのでしょう。
その暑さをやわらげるため、この池の適度に冷えた山水を飲んだり水浴に頻繁にやって来ているのです。
これは撮影のチャンスです。
ちょっとスケールが小さいですが、岐阜のとある高原のハリオアマツバメ的な場所が目の前にあります。
しかも、モデルさんたちはツバメですが、不足はありません。
ツバメはハリオアマツバメより手ごわいかも。
しかし、このカメラなら撮れる!!
それを信じて挑戦です。

いざ撮影に入ると、撮影距離も近くその速さは半端ではありません。
それに、幼鳥が多いのでなかなか着水してくれません。
ファインダーに入るや否らAFボタンを押し着水寸前でシャッターを押す。
そのままカメラをフォローしシャッターを押しまくりです。
文章で書くのは簡単ですが、撮影された方はわかると思いますが、そんな簡単なものではありません。
飛んでいるツバメをファインダーに入れるだけでも至難の業。
しかし、このα7ⅢのAFはすごい!!
ファインダーにツバメが入れば一発で被写体のツバメを捉え、手前に向かって来ようが、奥に逃げようがAFは追い続けます。
フォーカスが速い!!
やるじゃん、α7Ⅲ!!

気温36℃の炎天下です。
残念ながら水面上には陽炎がたち、画像がビシッと来ません。

このα7ⅢでさえこのAFです。
これがα9だったら・・・
いやいや、そんなことは考えないようにしよう。
秒間20コマだって!
このα7Ⅲの2倍のダメダメ画像を確認しなきゃいけないのか!!
そんなカメラは要らん!!
そもそも、そんなカメラは世の中には存在しないと思えばいいだけです・・・

Sony α7Ⅲ+FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS
ISO;2000~2500
ss;1/4000~1/5000
絞り;F5.6開放
写真は全てトリミング画像です

幼鳥はこわごわ着水です
ツバメ20180806-2155_convert_20180807213516

気持ちよさそうに思いっきり水面にダイブします
ツバメ20180806-1730_convert_20180807213402

涼しげに見えますが撮影者は炎天下で汗だくです
ツバメ20180806-1985_convert_20180807213427

逆光で水しぶきを捉えます
ツバメ20180806-1725_convert_20180807213344

気持ちよさそう
ツバメ20180806-2196_convert_20180807213709

あの~、お腹打ってませんか?
ツバメ20180806-2319_convert_20180807221103

怖いから足湯ならぬ足浴だけ
ツバメ20180806-2210_convert_20180807221129

テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


夏のツバメ(カメラテスト)
炎天下の夏電線で休むツバメ
ツバメ20180806-2264_convert_20180807090518

暑中お見舞い申し上げます。
『暑いですね』と、挨拶しない日がないぐらい毎日猛暑が続きます。

今回、今年導入の新カメラのテストを兼ね近くのツバメを狙ってみました。
私はこの5月から、新しいカメラで撮影しています。
それは”SONY-α7Ⅲ”。
今年3月に発売されたフルサイズミラーレス一眼です。

今まで、SONYのカメラはミノルタカメラを買収し日本のカメラ業界に参入したメーカーとしかあまり意識をしていませんでした。
今まで一度だけ、2011年京都で紅葉の撮影の折、Sony-α900を持ったカメラマンにお会いしたことがありました。
その時は、何と珍しいカメラをお持ちだなと、思いました。
その後、Sonyは昨年5月フルサイズミラーレスのフラグシップα9を発売。
そのカメラは、フルサイズで秒間20コマ、ファインダー像消失がないブラックアウトフリー、
爆速AF、どこまでも追従するAFで一躍カメラマンの間で噂になりました。
そして、秋にはCanonの5Ds、NikonのD850に対抗する高画素(4200万画素)のα7RⅢを発売。
それだけではありません。
今年3月に、αシリーズの”BASIC”となるα7Ⅲを発売ししました。

私はこのα7ⅢにシグマのMC-11というレンズマウントを付け手持ちのCanonEFレンズで撮影して来ました。
この組み合わせで、私が撮影している大部分の被写体は撮影出来るのですが、飛び物のAFが追従しません。
それにはSony純正のFEレンズが必要なのです。
そして、先月末に待望のSomy純正のFE100-400GMのレンズを手に入れました。
少しの間、防湿庫に夏眠させていましたが早くテストしたいと昨日持ち出して使ってみました。
その被写体に選んだのが高速で飛ぶ”ツバメ”です。

Sony α7Ⅲ+FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS
ISO;2000~2500
ss;1/4000~1/5000
絞り;F5.6開放
以下の写真は全てトリミング画像です

今回は、高速で向かってくる被写体をAFが追従するかのテストです。
実際、真夏の陽炎の影響もあり画像の切れが今一つですが、コンティニアスAFは背景など関係なしに被写体を捉え、
よく追従すると思いました。

<<続く>>

緑の明るい林を背景に
ツバメ20180806-1639_convert_20180807085436

薄暗い同じような色彩の背景でも
ツバメ20180806-2071_convert_20180807085224

高速で向かってくる被写体にも
ツバメ20180806-1698_convert_20180807085201

同じような被写体が画面に入っても
ツバメ20180806-1655_convert_20180807085458

テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真