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 見出しの写真はハヤブサ

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FalconHY

Author:FalconHY
広島県在住。
野鳥を中心に自然写真に取り組んでいるブログです。
過去に撮影した写真もおりまぜ、いろいろな話題を紹介しております。
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始まりました”ヒヨドリの渡り”
西を目指すヒヨドリたち


待ちに待った季節がやって来ました。
そうです、毎年楽しみにしている”ヒヨドリの渡り”撮影です。
我が家から約120km離れた場所ですが、これを撮らずして一年が終われるかぐらいの撮影です。

昨年に比べ、今年はちょっとメンバーが違っています。
カメラマンのメンバーではありません。
主役のハヤブサ達が何と3羽います。
そうです、今年生まれた女の子がいますねん!!
スケベイずらした老輩カメラマンが、鼻の下伸ばしてモデル撮影です。
若くて、元気ハツラツ。
飛ぶスピードもすこぶる速く、狩りもお上手です。

名前は、カメラマンMさんが昔振られた彼女か、はたまた飲み屋のママの名前なのか『よし子』がいいのではと言います。
昭和の臭いがプンプンする名前です。
高齢者たちに聞くのではなかった。
そう言えば”魔法使いサリー”の中に『よし子ちゃん)っていう女の子が居ました。
そのサリーの方がまだ現代風です。
通称『サリーちゃん』に決定!

橋の塔の上部に陣取るハヤブサ一家
上左側が幼鳥、右にママ、電源ワイヤーにパパの姿があります
200921-904453_convert_20200924121151.jpg

通称”サリーちゃん”です
今年生まれのメスです
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テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


甘い蜜には危険がいっぱい
カマキリは擬態中
ファイティングポーズで獲物待ち


ミヤマカラスアゲハの撮影中、一匹のハラビロカマキリ発見。
動かないと、オタカラソウの茎の一部しか見えません。
しばらくすると、カマキリは両カマを折り曲げ”おがみポーズ”。
これは、カマキリのファイティングポーズです。
周囲に溶け込み、ピクリともしません。
カマキリ特有の擬態状態です。

獲物が近づくと、両カマを広げ引っかけて獲物を捕まえます。
獲物をカマで切っ掛け、瞬時に獲物にかみつきます。
獲物は数秒後には動かなくなります。
これがカマキリの捕食です。
カマキリも生き延びるには食べなきゃいけないのです。
綺麗な蝶でも貴重な餌です。
自然界で生き延びるには、危険がいっぱいなのです。

下の写真で、『あと数センチのあとのカットは?』と、期待されると思います。
実は、それは皆様にはお見せ出来るカットではありません。
それは、残酷な画像のためではありません。
何故か、再生するとおもいっきりアウトフォーカス。
私も、『この、この、瞬間で何でやねん!!』と言いたいです。


来た!来た!獲物がやって来た!
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しめしめ、あと数センチ・・・
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ピンボケ後の画像の次には”oh my god!!”でカメラ目線
200909-901547_convert_20200911155253.jpg

別の場所では見事に餌食になっていました
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テーマ:昆虫の写真 - ジャンル:写真


ホンシュウジカ
ホンシュウジカ♂


先日、我がフィールドに出かけたある日。
先の林道に、一頭の鹿が姿を現しました。
このフィールドには30年以上通っていますが、ここで野生の鹿を見たのは初めてです。
各地で鹿の被害が報告されています。
とうとうこの地にも入って来たか。
この地では希少植物が多く存在し、いろいろな鳥たちの繁殖場所でもあります。
このまま、鹿が増えては山も荒れ生態系も変わってきます。
鹿との出会いはうれしいのですが複雑な心境です。

当の鹿も、僕の車をじっと見つめしばらく動きませんでした。
彼には短い角があり、鹿の子模様の夏毛の雄鹿のようです。
鹿の夏毛は、大人の鹿でも鹿の子模様の白い斑点が見られます。

これは証拠写真でも撮影しなきゃと、後部座席のカメラを取り出そうとしたとき、
鹿は左側の林に姿を消しました。
ダメ元で車を近づけ、林内を探してみると『カサカサ』と、クマザサが擦れる音がします。
まだ近くにいます。
すると、こちらをじっと見つめる鹿の姿がありました。
こちらが動かずにいると、逃げることもなく近くの葉っぱを食べゆっくりと林を登って行きました。
これが貴重な出会いでありますように・ ・ ・

葉っぱを食べています
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夏毛の鹿の子模様があります
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テーマ:動物の写真 - ジャンル:写真


ミヤマカラスアゲハは恋の季節
吸蜜するミヤマカラスアゲハ


朝晩、やっと涼しく過ごしやすくなりました。
季節は確実に秋に向っています。

さて、今回は先日訪れた我がフィールドの話。
この時期、湿原界隈を通ると赤紫色のタムラソウの花が綺麗に咲いていました。
その花の周りには、複数のカラスアゲハの仲間の大型の蝶が乱舞しているではありませんか。
よく見るとミヤマカラスアゲハのようです。
カラスアゲハの仲間は春型と夏型があり、年に二回羽化すると言われています。

この時期ですから、夏型が羽化し蜜を求め湿原にやってきたと思います。
撮影中、どうもオスと思われる蝶がメスに異常接近し翅が当たる距離まで近づいています。
その後、そのメスが飛んで行くと必要にそのメスを追いかけ2頭は空高く舞い上がります。
その後、2頭の姿が見えなくなります。
何処か見えないところで・ ・ ・
これは、ミヤマカラスアゲハの求愛だと思います。

時には3頭、画面に入ることもありました。
我が子孫を残すため、自然界の蝶も羽がボロボロになっても頑張っていました。

吸蜜中のメスに近づくオス
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お気に入りのメスを必要に追いかけます
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求愛のラブ・フライト
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空高く2頭で絡み合いながら飛んで行きます
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1頭のメスをめぐり2頭のオスの争いです
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テーマ:昆虫の写真 - ジャンル:写真


TTArtisan 11mm f-2.8 Fisheye
銘匠光学TTArtisan 11mm f-2.8 Fisheyeレンズ


メーカーは銘匠光学
TTArtisan 11mm f2.8 Fisheyeです

今年8月、ソニーからFE 12-24mm F2.8 GMが販売されました。
しかし、私の手の届くお値段ではありません。
それに、主に星景写真でしか使わない私にそのような高級レンズは必要ありません。
そんな時、このレンズを見つけました。

このTTArtisan 11mm f-2.8 Fisheyeは、対角線魚眼ですがフルサイズ対応のレンズです。
11mmの対角線魚眼レンズなので周辺は湾曲し異様な画となります。
しかし、写りは皆さん高評価で、動画撮影で独創的な構図で使われている方もおられます。
但し、あまり星景撮影の作例が見当たりません。
まぁ、写りは高評価なのでF2.8の明るいレンズなので天の川撮影なら使えると早速購入。

送られてきたレンズは、本体は金属製で重量感があり11mmF2.8とは思えない大きさです。
それに、今では珍しい金属製レンズキャップ。
これでフルサイズが撮影できるのか?

早速、α7Ⅲに装着。
マウントのガタツキもなく、ヘリコイドを回すと少しトルク感があり、それでいてピタリと止まります。
絞りリングも、クリック感がないいわゆるデ・クリック構造で、
動画撮影時絞りを変化させても振動や音が出ない構造となっています。
思っていた以上の造りで、驚きました。
このレンズは、もちろんオートフォーカスではなくマニュアルフォーカスレンズです。
それにしても、このお値段で・ ・ ・

そして、8月のペルセウス座流星群撮影でこのレンズのデビューとなりました。
画面周辺は少し流れますが、中央部は解像度も高く周辺光量落ちも少なくコスパ最高!
対角線魚眼の歪も、Lightroomで他のメーカーのレンズプロフィールを当て、
自分好みの歪に修正できます。
もちろん、そのまま湾曲した画像も場合によっては面白い画が出せます。
以前、APSC用ですがSAMYANGの8mmFisheyeを持っていました。
しかし、ファインダーでピントの山が全く分からず、実際撮影した画は何故か甘い。
このレンズは、任意のピント合わせでピントの山がファインダーではっきり確認できます。
気に入りました。
星景写真用レンズのメインになるかも・ ・ ・

このレンズ、Nikon-Z、Canon-RF、Laica-M、Sony-E、Pana・Sigma-Lの各ミラーレスマウントのみの販売です。

実際、撮影した作例を添付します。
天の川撮影はA7+TTArtisan 11mm f2.8絞り開放の撮影です。
その他、林道のカットはf5.6で撮影し、
LrでNikonAF DX Fisheye 10mmF2.8用プロファイルを適応して少し歪を補正してあります。

α7Ⅲに着けた状態
レンズがいかに小さいかがわかると思います
TTArtisan_200726_convert_20200907132834.jpg

作例;雨の林道界隈
200807-7100950_convert_20200907131745.jpg

作例;流星と天の川
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作例;流星と天の川
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テーマ:★カメラ&レンズ・機材 - ジャンル:写真


一脚撮影
ウインバリーの一脚用ジンバルヘッド


今では、ミラーレスにして小型軽量化を図るとともに、レンズも小型の200-600ズームを使い撮影しています。
まだまだ自分では手持ちできると思っていますが、暗い林の中では期待するほどシャッタースピードが上がりません。
それではと、三脚撮影となると以前のような大きな大砲を付けたカメラでの撮影と変わりません。
そこで登場したのが一脚です。
一脚は、2本持っています。
しかし、今まで一脚撮影なんぞしたことがなく、どうも思うような撮影が出来ません。
かえってストレスを感じます。
ある日、友人からLineで『こんなの買いました』メールが届きました。
それが、この”Wimberley MH-100”です。

ダメだったらメルカリ行きと、試しにと米国Amazonで購入。
このヘッド、アルカスイス互換のクランプでレンズを固定します。
一脚との連結部もアルカスイス互換プレートになています。
もちろん固定ネジ(3/8インチの太ネジ)での固定も出来ます。

このヘッドはジンバル機構になっています。
カメラ付きのレンズ一式を取り付け、水平バランスを取ると任意の位置でピタリと止まります。
勝手にお辞儀したり、上に向いたりしません。
横付けなのでアンバランスになるのではと心配しましたがそこは一脚の良い所です。
不安定感は全く感じません。

一脚は、普通自由雲台をつけて使われると思いますが、自由雲台だとカメラが傾き
水平を保つのにストレスとなります。
それがこのヘッドでは、上下の動きはジンバル機構で決まり、
左右の位置は一脚ごと回せば任意の位置にフレーミング出来ます。
まるで三脚にビデオ雲台をつけて使っている感じで、いい感じで撮影出来ます。

難点は高価なこと。
日本で購入すると¥28,000以上します。
私は、米国Amazonで購入しましたがそれでも$179+送料+税金がかかります。
B&Hでも同じ価格ですが、送料がちょっと高いです。
米国で購入すると約¥21,000で、日本で購入するよりはお得です。
それと、このヘッドを使うにはレンズの三脚座がアルカスイス互換のフットに交換する必要があるので注意してください。
私は、カメラやレンズのプレートは全てアルカスイス互換プレートにしています。

一脚を使わない時はすぐに外せますし、使うときもすぐに装着できます。
使っていて、レンズを固定するスクリュウが緩んだりする心配もありません。
移動時も、レンズを首にかけるように歩けばかさばりませんし楽ちんです。
友人は、この一脚に64GMの大砲をつけて撮影しています。
私も時には、EF64をつけて撮影します。
重さも苦にならず長時間の撮影が出来ます。

たいへん使いやすく、優れた一脚用ヘッドです。
興味がある方は是非購入されてみられては如何でしょう。

Wimberley MH-100
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実際一脚に取り付けて使っています
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こんな感じで撮影します
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テーマ:★カメラ&レンズ・機材 - ジャンル:写真


ブルービーは5つの眼を持つ
幸福を呼ぶ青い蜂・ルリモンハナバチ
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100年に一度という超大型台風10号が九州に近づきつつあります。
大きな被害が出ないよう祈ってます。

先日撮影したルリモンハナバチは、ミツバチの仲間なのですがミツバチの仲間って眼が5つもあるって知ってました?
確か、”みなしごハッチ”も眼は2つしかなかったですよね。
それって本当?

撮影した画像を現像して気がついたのですが、頭の部分に何やら黒い丸いものが・・・

このルリモンハナバチ、頭部をアップにすると頭に3つ黒い丸いものがあることに気づきました。
あれ!これは何じゃ?ダニか?いや光沢があり黒光りしている!ひょっとしてこれは眼か?

調べると、ミツバチの仲間の眼は、左右の大きな2つの複眼と、頭の上に3つの単眼の5眼あると書いてあります。
複眼は、個眼が数万個集まってできている眼で、単眼は一個のレンズがついた個眼とあります。
以前、サクラの花の蜜を集めるセイヨウミツバチを撮影したことがあります。
ひょっとして、セイヨウミツバチにもこの黒い丸い物があるのか?
過去の撮影した写真を見ると、わかりにくいですが確かに3つ小さな黒い丸いものがありました。

恥ずかしながら、ミツバチの仲間の眼が5つあるなんて初めて知りました。
蜘蛛は8個の単眼を持つのは知っていましたが、ミツバチの仲間に複眼以外の眼があるとは。
この歳になって、一つ知識が増えました。

ちなみに、この単眼は物体のイメージは認識できないそうですが、光の強弱は認識できるそうです。
彼らにとってこの3つの単眼は、生きていく上で必要な目なのでしょうね。

ルリモンハナバチ
(頭の上にある赤丸が単眼です)
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セイヨウミツバチの眼
(赤丸が単眼)
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テーマ:昆虫の写真 - ジャンル:写真


ルリモンハナバチ
ルリモンハナバチ


今年は逢えました幸せを呼ぶ青いハチ

昨年は逢えなかった、ブルービーことルリモンハナバチ。
8月、このハチのシーズンを向え、各地で目撃情報が飛び交う中、
この広島ては一向に情報がありません。
友人と、今年もダメかなと諦めていました。
しかし、2年振りに逢うことが出来ました。

気温34℃の炎天下の撮影。
汗が吹き出し、5分ぐらいで息苦しくなります。
当の、ブルービーも撮影しているとすぐに姿が見えなくなります。
彼らも暑いのでしょう。
日陰の林や葉っぱの裏側に、直射日光を避けていなくなります。

待つこと15~30分。
またどこからともなく現れます。
ここでは、2頭見ることが出来ました。

撮影; A9+FE100-400GM

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テーマ:昆虫の写真 - ジャンル:写真